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アルカはほかの人工言語とどう違うのか

1:アプリオリな人工言語を持っている

新生アルカは古アルカや制アルカをベースにできている。
これらはどちらもアプリオリである。簡単にいえば、英語などの自然言語をパクっていないという意味である。
ただし、完全に自然言語を排他してアプリオリになりきったのは中期~後期制アルカ以降である。

2:アプリオリな人工文化を持っている

アルカは独特の人工文化アンティスを持っている。
avom(狼)は軍隊と兵士の象徴で、獰猛、残忍というマイナスイメージより勇猛果敢というイメージがある。

これは文化設定を持たない言語では決定できない。文化設定がないと狼のイメージを定義できない。
文化がなくても狼という生物の種としての名前は定義できるが、象徴やイメージは設定できない。

3:アプリオリな人工風土を持っている

アルカは独特の人工風土アトラスを持っている。アトラスは架空の地球にあたる。
アルカがメインで使われる国家アルバザードは地球でいう南仏に相当する。
小麦が主食なので、pof(パン)やkoka(スライス)などが単純語として分化している。逆に、米と稲は同じ単語pastになる。
風土設定がなければ、世界をどのように切り分けるかが定義できない。

なお、人工文化アンティスと人工風土アトラスを足したものを人工世界カルディアという。
人工言語アルカと人工世界カルディアを足したものを幻奏という。

4:言語・文化・風土ともにアプリオリで、しかもここまで作り込まれているのは幻奏だけ

言語・文化・風土ともにアプリオリで、しかもここまで作り込まれているのは幻奏以外に存在しない。(2010年)
また、実際にネットや現実で使われているアプリオリ言語という点でも非常に特徴的である。(同年)
(一般に、アポステリオリ人工言語のほうが実用されやすい。アプリオリの実用は難易度が高い)

エスペラントなど、有名なものはアポステリオリである。
アポステリオリというのはいわゆる自然言語をパクった言語のことである。
アプリオリと比較するとアポステリオリは手間がかからないのですぐ作れる。

・まとめ
アプリオリと何度も繰り返しているとおり、オリジナリティや作り込みがアルカの特長である。
オリジナルの語彙、独特の架空の文化など、「何にも依存しない、純粋な空想の世界」を紡ぐところに重点を置いている。芸術的要素に特化している。

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