粗野な発音
以下はアルバザード語を含んだ北方語などに見られる二重母音の変化で、粗野な発音とみなされる。
きちんと二重母音を発音すると舌をよく動かさねばならず、労力がいる。
そのため、省エネとして二重母音が変化する。言語一般に見られる傾向である。
北方語では粗野でいい加減な発音とされ、丁寧でない言い方とされる。
ちょうど日本語の「うるさい」と「うるせー」の関係にある。
同じ二重母音の変化でも、ルティア語の二重母音は洗練されているとみなされる。
œなどはルティア語にしかないため、洗練された印象がある。
文化の違いがあるため、これらの区別に留意。
また、ルティア語の二重母音と異なる変化を持っている。
変化の仕方はルティア語より単純なため、覚えやすい。
ii→yi(イィ。アクセント位置移動。以下同)
ie→ye(イェ)
ia→ya
io→yo
iu→yu
ei→ee
ee→ee
ea→ya
eo→yo
eu→yu
ai→ee
ae→ee
aa→aa(ただし奥舌)
ao→oo
au→oo
oi→wi(アクセント位置移動。以下同)
oe→we
oa→wa
oo→oo
ou→oo
ui→wi(アクセント位置移動。以下同)
ue→we
ua→wa
uo→wo
uu→wu
i, eで始まるものはyになる。
o, uで始まるものはwになる。
aで始まるものは前舌はee、中舌はaa、奥舌はooとなる。
eで始まるもので、次の母音が自分より前舌の場合、eeになる。
oで始まるもので、次の母音が自分より奥舌の場合、ooになる。
hei lein, xe fian keir aol(なぁレイン、女の子がアシカを追っているよ)
→hee leen, xe fyan keer ool(おいレイン、チビがアシカ追ってんぞ)
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