人工言語は中二病

2015/4/10 seren arbazard

正直言って人工言語は中二病の一種だと思う。イェフダーのように宗教がらみで潜在ユーザーがいる言語は中二病でないと思うが、そもそもヘブライ語が人工言語かという問題もある。
ザメンホフについても、皆が同じ言語を喋れたら今より世界は平和になんて建前はあれど、実際は同じ国の人同士ですら内ゲバするのが人間だし、そもそもエスペラントは人口において国際語の英語にまったく勝ててないし、非現実的な夢想という思春期にありがちな中二病だったと思う。

アルカにせよ、混血児で自分の居場所がわからないような少年少女による自分たちがいていい空想の世界に添えられた中二病の発露だと思う。
トールキンに至ってははじめからファンタジーで脳内お花畑だし、まぁ普通に中二病と思う。

中二病でないのはハナから実用を目的としたプログラミング言語ぐらいで、でもあれは人間の言語ではないので、純粋な意味で言語かって言うと少し違う。

同じ工学言語でもトキポナとかロジバンみたいなのはPCに使えるわけでもなし、まぁなんか作ること自体が楽しくて作ったんだろうな感ある。

結局のところ人工言語は中二病で、一過性の思春期の病だと思う。
人工言語クラスタは楽しいから作ってるのであって、ゲームみたいな感覚なのだろう。
草野球と同じで、作ってること自体が楽しく、それが何にならなくてもいいのだろう。
クラスタの一部はプロ野球を目指して私やローゼンの本やサイトを読んで本格的に作ろうとするようだが、ほとんどは草野球みたいに「なんか楽しかった」ってなれば満足なのだろうと思う。
しかもこの業界、プロになっても何のトクもないのである。
やはり中二病の遊びなんだろうなと思う。

私自身、仲間や恋人たちだけの仲間内の符牒を作ってもっと帰属意識を持って、より固い絆を作ろうぜ的なところからのめり込んでいった気がする。
その思春期にありがちな子供の夢を叶えるために活動してきたわけで、やっぱ中二病なんだろうなと思う。

ただ、別に中二病をここでは悪い意味に使ってはなくて、そういう自分(たち)の理想を形にしようよ的な発想は尊いと思うし、今後何年かかってもこの人工言語という中二病患者はなくならないと思う。

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