ra
[建築]住居、家、家庭、動物の巣、住処、住宅、別荘、小屋、巣
[動詞]yulに住む、住む
[接尾辞]~の家、~ん家、~んち
[類義語]xalm、lixil
[レベル]
13:制:古:ruxilo(家)
ruxilo:ruxilo:la lizro(中や内は女):lo,alt
[文化]
→mivat
<様式>
アルバザードの伝統的な家屋は石造りと木造である。屋根は雪や雨を貯めないように、∧の形をしている。全体的な見た目は、地球でいうとイタリア~フランスの家屋に似ている。森の中は木の家が多い。材料がすぐ調達できるためである。ただし火事に弱い。森の家というとアルバザード人は木の家を想像する。
四季のある国の家屋というのは暑さと寒さのどちらにもさらされるため、家屋はそのどちらかを優先的に避けるよう作られる。湿気の少ないこともあり、アルバザードの場合は寒さを凌ぐようにできている。そのため日本より韓国に近い。従って遮蔽性は高く、風通しは悪い。
ただし、現代では伝統的な家屋は古いものしか残存していない。革命前後に作られた家はたいてい石や木といった自然物をそのまま使わない。鉄骨、軽量気泡コンクリートなどといった昔にはない素材が使われ、耐火性や耐久性に優れている。そのわりに外見は従来の家屋に見えるので、一見すると従来型との区別が難しい。
一戸建てはたいてい二階建て。集合住宅は面積が広いが、たいてい一階分。
<形式>
一戸建てと集合住宅がある。一概にどちらが良いとはいえない。集合住宅は一つひとつが広く、防音もしっかりしている。それぞれベランダに小さな庭もあり、ところによっては犬も飼える。防犯もしっかりしており、認証がなければ正面玄関を通り抜けることはできない。また、決まって大きな公園が内部にある。ここにはその集合住宅の中からしか行けず、外からは隔離されている。ここは住民の憩いの場で、ベランダに比べて公共の場でもある。尚、密集地では屋上に公園がある集合住宅もある。集合住宅の屋上は環境対策として全て緑地化されているが、これがそのまま公園にもなる。夏場もアルバザードはそんなに暑くならないので屋上にいても危険ではない。監視の目が厳しく、安心して暮らすことができる。集合住宅そのものが一つのコミュニティーを形成している。
一方、一戸建ては大きさや内装を好きに決められるという利点がある。家族の増減によって分譲したり建て増ししたりできるのも利点である。集合住宅と違って管理人がいないので防犯性は低い。そのため自衛をしたり、隣家と共同で防犯に務めたりする。尚、一戸建ては金持ちが多く、家族の人数もしばしば少ない。
<賃貸か購入か>
賃貸は殆どない。集合住宅もふつうは購入する。数少ない賃貸だが、そもそも賃貸は大家との間で行われることは少ない。むしろ購入した個人から借り受けることが多い。殆どの住居は購入される。払い捨ての賃貸は殆ど見向きもされない。というのもアルバザードは後述のように引越しが盛んでないからである。尚、住居は日本ほど高くない。
<引越し>
引越しはまず行われない。アルバザードは移住を嫌う。慣れ親しんだ土地に住むのが良いと考えている。まして仕事のために転勤することはまずない。異動を強要する企業自体がそもそも少ないし、仮に言われれば大抵は止めて仕事を変える。
<誰と住むか>
大抵は大家族で住むので、多ければ十人弱が一つの家に住むことになる。集合住宅も家族が何人いるかによって大きさが異なる。大家族ほど大きな家を買う。ただ、家族の増減に伴って部屋が余ったり足りなくなったりするのが不便である。だから家族がどう増減するかを考えてから家を買う。一緒に住む相手は親族である。稀に小さい部屋を友人同士や恋人同士で借りて住むこともあるが、そういうことができるのは大抵金持ちである。尚、住人が少ないと泥棒や放火の被害に会いやすいので防犯に金がかかる。
<修繕>
集合住宅の場合、修繕は管理人が業者に頼んで行う。修繕費用は維持費から出る。維持費は住民が支払う。購入した部屋の場合、管理人が行う以外に自分で勝手に修繕を行うこともできる。一方、一戸建ての場合、修繕は自分で頃合を計って業者に依頼する。服と違って流石に住居まで直せる人は少ない。雨樋が外れたりネジが緩くなった程度なら自分で直す人が多いが、それ以上になると業者に任せる。下手に手を出してしくじると住めなくなってしまうので業者に頼む人が多い。
【用例】
atm vaik e ra man xite es kalo 家族が減ったので家(主に土地)を分譲する
an ras seelarna. 私は中央アルナに住んでいる。

a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 
raの見出し語検索:1