adel
[悪魔]アデル、魔物、魔族、悪魔、モンスター
[生物]こけら属。正しくは漢字表記だが、こけらの漢字がPDICで表示できないため。
[形容詞]魔族~。敬称。
[類義語]veldir, velal
[レベル]
zg:sart;e

[語法]
→apt, est
○名(前置)
×姓
○男女
○単体使用/名詞用法
[文化]
<概要>

『幻想話集アティーリ』に登場するテームスの欠片から生まれた化け物。100種あり、さらに各種に亜魔族(delfia)という下位概念がある。

yuuma 440
封印の衝撃により意識を失っていたテームスの意識が戻る。封印の檻から出ようと暴れ、蠱動を開始。この衝撃でメルティアが仮止めしていて不安定だった空間のテージュにふたたび穴が空き、同時にテームスがmaltiiaをして新たな命を生む。このアテンはテームスの体からこけらのようにこそげ落ち、テージュを通ってアトラスへ降り立つ。茶色が地色で黒と白のまだらが混じった鱗のような形で、アトラスに降り立つと、アトラスの環境に合わせて100種の身体性を形成した。あるものは人型になり、あるものは動物型になった。これがアデルである。このとき生まれたアデルは知能の低いものが主体で、動物的であった。
神はアデルがアルフィでなくアトラスに降りたため、アトラスの恐慌は対岸の火事であった。それよりもテームスの復活のほうが脅威であり、もし復活すれば今度は確実にアルフィへ侵攻してくる。そこで神々はテームスの封印を強化し、テージュも強く塞いだ。これによりアデルの産出は止まったものの、アデル自体はアトラスに残存した。
このとき流入したアデルはミュールを中心に分布した。ミュールはvsで島の集合になって以来、広大な農地もなく山も崩れやすい。また、地理的に台風も多い。そのため住み着く民族がほとんどいない状態で、容易に魔族に支配された。

<名前>

アデルの名前は地方や国や時代ごとにさまざまである。
rdでセレン、リディア、メルがリュウの調べた魔物の情報を元に全百天の名前を統一した。既存のもので知名度の高い名前を採用したり、古い名前をアルカに訳したり、新たに作ったりした。

<魔天表とアデルの色>

魔天表はカコの時代にアルシアが作った。魔族を11種の特性と9種の階級に分けた。
rdでファミイらが魔天表に色をつけた。それまでは色はなく、憑のように種族名を書いていた。
ファミイらは3度魔天表の色を作成している。3回目でxistinaを用いて落ち着かせた。

システィナには12色の色相環があり、ファミイらはこれを用いてアデルを分類した。
例えば獣が来るのは意味的に考えてポエンの位置がふさわしく、竜は当然ティクノの位置に来るのがふさわしい。こうして意味において決めていくと、以下のように定まる。
獣はポエン、竜はティクノ、鳥はヴァルゾン、憑はセイネルス、妖はティーテル。コノーテはイメージが最も近かったことから精。
カルザスは狡猾で最も人間的なアルミヴァ。一方、魔物の中で最も多い人間的なものは鬼。そこでカルザスは鬼。

すると残り5つであるが、これをどのように意味以外で振り分けるか。
まず色で魚と虫を振り分けた。魚を青にして、虫は毒々しい赤紫にした。
最後に残ったクレーヴェルとフェンゼルとネブラであるが、これには隣接性を用いた。例えばフェンゼルには爬が来る。というのも竜の隣だからである。トカゲのような生き物と翼の生えた生き物の間に竜が来るのは分かりやすい。
同じくクレーヴェルには手足のない鬼ということで魁が来る。精は生き物だが生命力に乏しく霊魂のようなイメージがあるため、精の隣に霊を置く。
こうして12種のアデルが、アルミヴァの色相環に収められた。
この色相環は魔族の特徴ごとにも分類されている。例えば上側にあるネブラからティーテルまでを見てみると、生物性の弱いものが来ている。これらは互いに似た性質を持つことがあるため、円環の中でも近い位置に存在する。同様に左側を見てみると、爬と竜と鳥が集まっている。竜は翼があるので鳥に近く、同時にトカゲのようでもあるため爬にも近い。非常にうまく並んでいる。
また精霊と鬼はどちらも人型の魔物だが、最も人間的なものが鬼で、最もそれと遠いものが精に当たる。従って、これらが対角線上にあるのは納得がいく。

アルミヴァ:色:種
セイネルス:黄:憑
ティーテル:橙:妖
ポエン:赤:獣
ネルメス:赤紫:虫
クレーヴェル:紫:魁
カルザス:青紫:鬼
ヴァルファント:青:魚
ヴァルゾン:淡い青:鳥
ティクノ:水色:竜
フェンゼル:青緑:爬
ネブラ:緑:霊
コノーテ:黄緑:精

<覚え方>

まず衛天の竜の列を覚える。属性+fretisかtoolなので楽。toolになるのは闇、土、光というソームの中央と外側。加えて利害のみ。ほかは自動でfretis。fatikのみkで終わる。
否天はli+ソーム系。liant, lilmだけ覚える。
風天と氷天は属性と絡めて2個ずつ覚える。強くて有名なので覚えやすい。
問題は雑魚。どうでもいい存在なので覚えづらい。そこで炎~巨までニーモニックで覚える。ニーモニックなしでも巨天は大きいのが来るので覚えやすいし、炎は一番弱いなので逆に覚えやすい。
ニーモニックは地球の元素の覚え方と同じく、あえて若干下品にしてある。インパクトが強烈なほうが覚えやすいからである。

・ニーモニック

闇:闇の中から蝙蝠とカラスの不気味な声が聞こえる。ゾンビが出てきて菌を撒き散らす。
水:少女のところに醜い蛙と川童が求婚に来る。少女が断って逃げると池に落ち、ピラニアに腕を喰われ、頭を上げたところで鮫に食われる。
風:蛾が花畑を飛んでいるとカマキリに喰われ、その横でシーフェイスがメスのヴェメルトとよろしくやっているところを、ドルケルンが来て愚息を石にして、男優はシボンヌしても愚息は萎んぬしない不思議。
土:ここは爬虫類が3匹、鬼が2匹並んでいること自体がニーモニックになっている。巨天がkailaなのは名前で行ける。最初が蜥蜴で次がワニガメと覚えればいい。velvidはなぜかガングロで覚えている。
火:ボムがレジェスティになって爆発して溶けてファイエルになって鬼火になってそれが犬に宿る。
雷:豚と牛と魚と鳥は蛇がおいしくいただきました。(むろんスタッフ的な意味で)
光:シルフィの靄に顔を突っ込んだらサソリに刺されて、救急箱救急箱!と思ったらツェッテルで、人に助けを求めたらのっぺらぼうで、逃げ回ったら空からジェイルに追っかけられたという恐怖体験。
聖:マルトセシュに己のガーリシュクを突っ込もうとした猿が石造で巨人に激しいツッコミを喰らってアボーンしたというある意味性属性。
邪:人食い樹を人食い扉で防いだ骸骨の目が落ちて貝に入って真珠ゲットだZE!
利:妖精がさびしいよとランプにお願いしたらおばあちゃんがやってきてモモンをくれて、おばあちゃんは扉の向こうに去っていきましたとサ。
害:アイライとダイザイライで挟むとまず覚える。ムカデが花の上を歩いてたらクモに食われ、青虫もいたので一挙両得。

風天は最強のひとつ下なのでインパクトに欠け、覚えにくい。そこで縦のニーモニックを作った。
"LaLa Kaan Tuan Ham Lan Frei Giik, GOA!" (あら、貴方のお父さんはみすぼらしい剣を振りたがってい――う、うぼらぁ!)
どうしてこうなったw
____


21年夏にセレンはこのニーモニックを作りながら電車内の1時間強ですべて暗記したため、効果は実証済み。その後リディアとメルにやらせたところ、ニーモニックを伝授済みだったこともあってか、30分で暗記した。3人ともテストして全問確認済み。
【成句】
yun ra t'adel 神出鬼没
pax t'adel 魑魅魍魎。魔天表から。
adel silt 跳梁跋扈
reft t'adel 百鬼夜行

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