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[言語]指小辞
[レベル]
20
[語法]
指小辞は古アルカでは語末にnを付けるのが一番多いパターンであった。
nを付けるという原理は変わらないが、それ以外の部分で変動が激しかった。
新生の一時期、末子音によって-an, -in, -on, -en, unと様々な変化をする体系ができたこともある。

20_23年までは開音節にはn、閉音節にはanを付けることとなったが、実態はnyanやsyanやtanなどが多用され、理論が現実に追いついていなかった。
23になると再び体系化された。この頃の特徴は、指小辞がnを中心とするnyan, txan, lin, ponなど、各個別の接尾辞に収束していた点である。以下に指小辞のシステムを述べる。

・nyan

古い指小辞のanを猫の鳴き声のnyanに模したもの。「~たん」、「~にゃん」に相当する。
開音節の場合はそのまま付ける。xia→xianyan(しあにゃん)など。
閉音節の場合もそのまま付ける。kmiirnyan(クミールにゃん), melnyan(メルにゃん)など。
nで終わる場合はyanになる。poen→poenyan(ポエにゃん)。
ennaはennanyanともennyan(エンにゃん)とも呼ばれる。後者のほうが言いやすいので音が詰まっている。

・txan

23ごろまで使われていたtanと敬称のsanがくっついて音が変化したもの。syanより音がコロコロしている。「~ちゃん」に相当する。
tanが滅んだのは「~も」を意味するtanとバッティングしたため。このバッティングにより、実際にtanが付けられていたのはyultanとmeltanしかなかった。しかも前者はyulttanではなかったし、実際にはしばしばyuutxanと呼ばれていた。txanは23以前に既に使われていた形跡がある。
開音節の場合はそのまま付ける。ryuu→ryuutxanなど。
閉音節の場合もそのまま付ける。giltxan, meltxanなど。メルは慣例としてmeltanと呼ばれることがある。
tで終わる場合はtxanかxanになる。語呂の良いほうが選ばれる。yult→yultxan。ただしユルトの場合は慣例としてyuutanやyuutxanと呼ばれることが多い。

・lin

limi(美しい)と指小辞のnが合わさってできたと思われるもの。綺麗なものを可愛く言うとき使う様子。
mel→mellin(メルりん)

・pon

小柄で丸っこいものを示す指小辞。
yult→yulpon(ユルぽん)

・syan

敬称のsanとnyanが混じってできた指小辞で、txanより舌足らずな感じがする。
s, z, x, jで終わる単語の末子音を取ってsyanを付ける。実際の発音は話者の癖や気分次第で、syanになることもあればxanになることもある。
alis→alisyan(アリしゃん)など。

なお、指小辞はsan同様、一般名詞にも使うことができる。
ket san (ねこさん)、ketnyan(ねこにゃん)、kettxan(ねこちゃん)、ketsyan(ねこちゃん)などのように。

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