pina
[名詞]約束、誓い、契約、誓約
[動詞]yulをaに約束する、約束する、誓う
[類義語]raven、trans
[レベル]
f;pi/na「命を貫く」
古:ソーンの使徒ピネナの名と混同したことからセレンが後期にpinaをpiloに変えたが、少しも広まらなかったので、pinaを再び採用した。
[文化]
pinaはpromiseより重い意味を持つ。日本語の約束より重い意味を持つ。pinaは古アルカ語源だが、古アルカのpinaはというと、元の形が後第一改定アルカから前クミール・アルカの間にできたpipinaであった。これはnaが「心」でなく「命(或いは心臓)」であった頃の意味であるから、「命を貫く」という意味であった。この語形はあまり長く生きず、中期アルカの始め頃には既にpinaに短縮されていた。短縮の大きな原因はpinaという語形の語彙が無かったため、合理性を優先させたことによると思われる。pinaは「命を貫く」という意味だったが、これは「仮に破ったとしたら命を貫く=死なねばならない」という意味が出所であった。このことを見ても解かる通り、pinaは約束より遥かに意味が重い。このことは文化にも大きな影響を与えている。約束を破ることは非人道的であり、人格が破綻しているとさえ取られる。その為、約束を守れなくなることと破ることをきっぱりと区別する。前者はやむを得ない理由によるならば仕方がないという見方をされるが、後者はいけない。また、以上の性質から、pinaは約束よりも遥かに頻度が少ない。小さなことではpinaすることはない。例えば子供に「おかし買って」とせがまれて「明日な」と答えたところ子供に「わーい、本当?」と言われ、「ああ、約束だ」と返すことは不適である。また、pinaは見通しが利かないことには適応されない。約束する内容が可能であると確信していることでないとpinaとはいえない。見通しが効かず、上手くいくかどうかわからない事について約束するということ自体がそもそも不貞であるとみなされる。約束は他人を信頼させ、安心させる効果がある。なのに約束した本人が上手くいく確信がないのでは、約束という言葉の価値が薄れてしまう。それを防ぐ為にも確信がないことにpinaすることはない。
【成句】
pina et pina da. 約束は約束だ。
【用例】
an pinat nos akt sil hacn im kalzas. 6時に友達と会うことになっている。
hain{veig} pina 約束を守る{破る}
pina a xok 約束を交わす
pina xok{antes} 交わした約束

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