san
[数学]式、数式
[化学]化学式
[レベル]
19:恣意

san(2)
[形容詞]~さん。敬称。
[レベル]
18:lina:下記
[語法]
→apt, est
○名(後置)
○姓(前置)
○男女

・概要

敬称のひとつ。単体では使えない。
他人に対してデフォルトで使う。適度に敬意を払う効果がある。日本語の「さん」と同じ。改まる場合や明らかな目上はdyussouのほうが良い。家族や恋人ほど親しくはない知人にも使う。

dyussouより親しくsouより疎遠。luaより親しくliizより疎遠。最もデフォルトな敬称。同等ないしやや目上に使う。明らかな目上や目下には使えないので、その点は「~さん」との違いに注意。
女性は比較的同等にはsouとliizを使い、sanはやや目上だけに留める傾向がある。同等でも親密度が低いとsanになることがある。ただし男子に対しては親密度が低くても積極的にsouを使う傾向がある。

大人はある程度仲良くなっても呼び捨てでなくsanを使い続ける傾向にある。
また、yuulやpikkoやyunkなどは性格的な理由でsanを使い続ける傾向にある。
経緯は下記のとおりだが、大会議以前にリュウはこの語を知っていたそうで、対アルシェであっても対fulmiiaなどにはここしばらくsanを用いていたそうだ。

なお、無生物や動物にも使うことができる。日本語の「ねこさん」「おさらさん」のようなものだと思えばよい。

また、苗字に使うこともできるが、この場合は前置。それ以外は後置。詳しくはestを。

ネットユーザーの便宜を図ると、とりあえず最初はdyussouで入って、しばらくしたらsanに切り替えると良いように思える。
[文化]
<経緯>
恐らく母語の干渉が原因と思われるが、linaは二重母音ouをauと発音することがある。少なくとも12_14年にlinaがdyussouをdyussauと発音する癖が記憶されている。これ自体は現在でも続いている。
dyussouからsouができるのと同じくdyussauを省略してできたsauは最低でも16年ごろには確認されている。souの異形態として扱われた。
リナは比較的気弱な性格で、天然で慌てんぼうな点があることから若干ソーンの人々に幼く見られている。そのことを本人も自覚しているからか、eketoneとennaを除く仲間に対し呼び捨てをせずsauを付けた。また、liizは目下に使い、luaでは丁寧すぎるということで、同年には女子相手にもsauを使っている。
女子相手にも使ったことでsauは異形態でなく独立した語となった。sauは17年には指小辞を付けてsaunになった。頻度が高いこともあり、翌18年にはuが落ちてsanとなった。
dyussouとsouの間かつluaとliizの間というちょうど良いポジションがそれまでになかったこと、男女共用で使える敬称がdainしかなく、しかしdainは名に用いることができなかったこと。これら2点が後押しした結果、同年からリナ以外の人間もsanを使い始めた。
一方クミールは出会ってからずっとセレンのことを他人行儀にdyussou Seereと呼び続け、せいぜい制以降発音がseereになったくらいであったが、内輪ではここしばらくずっとseren sanと呼んでいたようで、21年(於2010年7月15日大会議)に初めて本人がセレンにseren sanと言ったことで本件が発覚した。
sanが日本語の「~さん」と同じなため、セレンは始め日本語で話しかけられたのかと思ったが、そうではないことが分かった。クミールはメルを通じてすっかりセレンがこの語を知っているものだと思っており、当たり前すぎて幻日に当たらず、ゆえに幻日に存在しないことに気付いていなかった。結果3年間sanの存在は知られずにいたことになる。

アルカは比較的呼び捨てを励行する文化であったが、sanの登場はその文化に変化をもたらした。
呼び捨ては特別な間柄の人間や人間関係をすっぱ抜いた論理的な会話などにおいて現れるものとなった。後者はこれまでと同様である。
つまりアルカでは原則として親しい相手でなければ呼び捨てにすることができなくなった。これを設定したのはセレンであり、クミールは関与していない。
セレンは小説を書いていてたびたびキャラクターの人間関係がどの程度親密であるかの表現に苦心していた。dyussouというほどではないしsouでもないし呼び捨てもどうか。そんなときにsanが来て正直歓迎した。
特に恋愛において呼び捨ては重要だ。敬称から呼び捨てに変わる期間の初々しい感じがとても好きなのだが、あの昂揚をどのように表現したものかと悩んでいた。他人のデフォルトがsanになれば、それだけ呼び捨てがより特別なものとなる。「名前で呼んでいいのはあなただけ」という間柄を描くことができる。

その直後の1226にセレンは紫亞がket sanというのを聞き、動物にも使うことを確認。メルに聞いたら「無生物にも使いだしたね」と証言したため、無生物にも拡張。
【用例】
see tyu lo to on tu e'? seren san. それでこれについてはどう思いますか、セレンさん。
ket san, ket san, luna non e. ねこさん、ねこさん、こっちきて(luxia arbazard)

・もしかして形容詞sa主格分詞(~するような)

・もしかして形容詞sa属格(~なもの)

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