tian
[名詞]カノジョ、彼女
[反意語]altian
[レベル]
古:tian,tiian。tia「愛」に指小辞のnが付いたもの。
[文化]
日本の場合、男女入り混じって雑談するということは多くない。他人かカップルかという差が歴然としている。友達という区分が少ない。知り合うのが難しく、出会いがないということになる。
その代わり、気に入れば付き合うまでが早く、セックスに至るのも早い。ただ、付き合ってセックスすると、いちゃいちゃする割合は少なく、淡白な関係になる。
アルバザードの場合、ほぼ真逆と見てよい。男女が付き合うのに平均3年ほどかかる。カナンと紗枝の状態でさえ、ふつう数カ月、長ければ数年かかる。
日本と違って離婚も再婚も厳しいアルバザードでは、恋人選びはじっくり時間をかける。
なお、付き合ってもセックスしなければ女は別の誰かと付き合う権利があるため、付き合うのは早くしても、セックスは最低でも3年はさせないということもある。
このように選択が厳しいため、逆にいえば「恋人候補」が一人しかいないと、それだけで数年間を無駄にしてしまい、適齢期を逃す恐れがある。
そのため、アルバザード人は男女ともに候補を数人見繕っておく。彼らと数年間付き合い、この人は大丈夫だと相思相愛になった相手を選ぶ。
ゆえに、候補をたくさん確保するために、男女の仲はよく、学校や職場でも常に入り混じって話す。女子は女子で固まるということがない。
また、アルバザード人は一度セックスすると、フランス人並にいちゃいちゃする。ただし、人前では絶対にしないところが決定的な違いである(ちょっとくらいはいちゃいちゃするが、恐らく日本人か韓国人と同じくらい)。セックスの頻度は極めて多い。アルバザード人は女子側が積極的であるため、精力の強さはカレシ選びで重視される。特にアルバザードは娯楽が少ないため、セックスは恋愛関係でとても重要である。アルバザードのほとんどの女子は自慰を行うため、性感帯も発達しており、最初に痛くしなければたいていはセックスに依存するようになる。
ただし、アルバザード人の女は総じて「押す」でなく「引く」タイプで、自分から求めるのではなく、相手に求めさせ動かすというタイプである。
カレシは女子の誘惑してくる空気を読む能力が必要で、毎日のように求めてくるのに応じ続ける体力が求められる。応じなかった場合はたいてい女から愛想を尽かされ、関係が冷める。アルバザードの場合、それで簡単に別れられないので、冷えてしまうと後々辛い。
【成句】
tian imen ti at bettel et kaksen. みじめなときにできた彼女が本物だ。女は男そのものより男の持つステータスに股を開きがちな生き物なので、金や地位などを持っているときにできた女は信用できない。逆に自分が空手のときに拾ってくれた女が愛すべき本物の恋人だという教え。
【用例】
nod hacn kont kalt tian 友達以上恋人未満
an si tian. tu et sanje ilia onen lfis ant ik vern. 彼女がいない、ただこの一点で人生崩壊(加藤智大)

・もしかして形容詞tia主格分詞(~するような)

・もしかして形容詞tia属格(~なもの)

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