yuuma
[人名]ユーマ、幽茉
[レベル]
meltia 0:saal;e

[文化]
サールとエルトの娘。人類の祖先。漢字訳は「幽茉」。象徴する花はウィンタージャスミン。
<誕生>
 エルトとサールは子を設けないことを約束していたが、63938964回目の逢瀬の際、サールはエルトの子を欲し、欲に駆られてエルトを騙し、懐妊する。生まれたのは娘のユーマ。しかしこれに腹を立てたエルトはサールを捨てる。嘆いたサールはセルアの大穴にユーマを捨て、自身もそこに身を投げて死ぬ。そうと知ったエルトは後悔して嘆き、高い塔を建て、その頂上で死ぬ。
 一方、捨てられたユーマは死ぬことはなく、成長して神々と契り、子を設けていく。そしてその子同士が契りあい、更なる子孫を設けていった。これをユーマの一族という。

<アルテム>
 サールに捨てられたユーマはしかし死ぬことはなかった。少女の姿に成長したユーマはあるときヴァルゾンに見初められ、口説かれる。まだ幼いユーマはヴァルゾンの甘言に騙され、夫婦になることが何を意味するかも知らないまま受け入れる。初夜を迎えた段階で初めてユーマは事の重大さを知り、恐怖でヴァルゾンを拒んだが、ヴァルゾンに犯された。そのときユーマの体内から赤々としたルビーが出てきた。ルビーは鳥籠にいたムササビにぶつかると、融合してオルトというサールになった。ユーマはヴァルゾンから逃げたが、ヴァルゾンの追手に襲われることを恐れた。ユーマはオルトに助けを請ったがオルトは無力であった。しかし、嘆くユーマを見ていたカルザスはユーマを憐れに思い、目の前に現われた。そしてユーマが流した涙で濡れた泥を膨らませて捏ねた。日が暮れて夜になると同時に泥はハイエナになった。オルトはハイエナに入り込むと、森で追手を退治しつつ、無事ユーマを家まで連れ帰った。
 オルトはユーマがヴァルゾンと契った以上、ユーマはヴァルゾンの妻であるから帰らねばならないと主張した。だがユーマは拒んだ。するとオルトはユーマに罰を与えて去った。それからユーマは子を産む準備をする際に体内から血を排泄するという苦しみを定期的に被るようになった。ユーマは苦しんで倒れたが、四日後には楽になった。ユーマは四日目の朝、太陽に向かって自分は騙されたのでヴァルゾンの妻になる義務はないといった。それを聞いた太陽と秩序を司るクレーヴェルや約束を司るハインは「契約は契約である」として認めなかった。クレーヴェルとフェンゼルの子ハインはユーマに結婚する約束を守ることを命じたが、性交を恐れた少女ユーマは従わなかった。
 それから月日が流れ、ユーマはますます美しい少女に育っていった。姿は18歳くらいの少女のようで、知能もより高くなっていた。ある晩ユーマが魔力を高めるために月光浴をしていたとき、上弦の月を司るエルトのドゥルガがユーマを誘った。このときユーマは性的に成熟していたため、ドゥルガを男として受け入れ、契る。結果、ユーマは懐妊し、湖を支配するエルトのアルドゥという息子を産んだ。それからユーマはドゥルガと幸せに暮らした。しかし上弦の月が照る夜はドゥルガは外に出て月を管理しなければならず、家にいることができなかった。
 ユーマはドゥルガがいない夜は心細くて泣きはらして過ごした。その様子を見ていたのが下弦の月を支配するサールのヴィーネである。ヴィーネは求愛をしたが、ユーマが受け入れないのでユーマを攫って犯した。次の朝になるとヴィーネは太陽に向かってユーマを私の妻とすると宣言した。すかさずユーマは異議を申し立てをした。だが、クレーヴェルはユーマが以前自分の命令を聞かなかったのでユーマを恨んでいた。クレーヴェルはユーマの申し立てを却下し、ヴィーネを第二の夫とした。
 一方、上弦の月が沈むとドゥルガはユーマが攫われたのを知り、怒って探し始めた。ドゥルガの怒りを耳にしたヴィーネは争うのは面倒だと思い、ユーマにどちらを夫とするか決めさせた。ユーマは既に懐妊していた。ユーマはその子を産むことをヴィーネに約束し、その代わりにドゥルガの元へ返してもらうように頼み、ヴィーネはこれを受け入れた。ユーマはヴィーネの元を去ったが、すぐにドゥルガの元へは帰らなかった。ヴィーネの子を宿った自分を決してドゥルガは許さないと思ったからである。ユーマは森の中でひっそりと子が生まれるのを待った。
 やがて娘が生まれるとその子にエスタと名付けた。エスタは蛍を司るサールである。しかしヴィーネに恋する少女マグラが嫉妬をし、ユーマを奇襲してエスタを奪い去った。ユーマは泣きはらしてエスタを探したが、マグラは既にアルシアの泉にエスタを投げ込んでしまっており、見つけることはできなかった。なお、この時点でエスタは蛍の神となった。

<フランヴェールの魔女>

ilmusのmeltia 18(フランヴェールの魔女)参照。

<rd>

rdでアシェットが封印を解き、テームスとの戦いでユーマはアシェットと共闘する。最後テームスと相打ちになり、ユーマはテームスとともに死んだ。
アルティス教の解釈ではこの時点でテームスとユーマは転生し、テームスはそのまま、ユーマはアルテ神として生まれ変わったとされる。

<見た目>
ユーマは両親の特徴を受け継ぎ、亜麻色の髪に白めの肌をしていた。目は右目が青で、左目が緑。

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