Sitemap
Contents Menu
もどる
説明書
●書式 ・幻字以外 見出し語 見出し語。タグはなし。 [nif] 単語レベル。1~5まで。5が無標。5の場合、この行はなくなる。 [caf] アクセント。大文字部分を強く読む。 [hacma] 表意幻字で書く際どの文字を使うかの指定。 語義欄 国語辞典に相当する語義欄。 語源欄 語義ごとに語源が付される。 用例 その語義の例文。 [on] 関連語。類義語や反義語など。 [rap] コロケーション。その語がほかのどのような語と一緒に使われるか。 [yol] 語法欄。名詞の指す範囲や動詞の取る目的語の範囲など。 [rans] 百科事典欄。文化欄も兼ねる。 [nod] 地球との比較。アトラスのdkにはない、地球オリジナルのおまけ要素。dkはアトラスの常識で書かれるのでしばしば地球人にはわかりづらい。そこで日本語や英語などの例を出して理解を深める。 [avat] 慣用句 [ekin] 成句 [ixta] 画像。このタグの直下に画像が表示される。 ・幻字 見出し語に.hが付く記事で、字典として機能する。 見出し語 見出し語。タグはなし。 [mite] 分類。漢字は篇で字を分類するが、アルカは形や意味の類似で字を分類する。例えばdelとnonは字形が似ていて意味も似ているため、同じグループに属する。 [eks] 文字の意味。.hを除いた項にたいてい詳しく書いてあるが、引きなおしを防ぐために.hの項にも載せている。 [moms] 成立年代と造語者。同上。 [apia] 文字の種類。象形、指示、会意など。 [maron] どうしてそのような形の字になったのかなどといった、文字の由来に関する説明。漢和辞典の字解欄などに相当。 [hacma] 幻字。この直下に幻字の画像が表示される。 moapia 象形 arkapia 会意(harklet) apaapia 指示 ●見出し語 オンラインdkの場合、各単語の最初の部分に太字で示される。 見出し語は原則として単語であり、成句などはその成句の中核となる単語の項に記載される。 見出し語は.hや.fなど、ピリオドが付くことがある。 dkはアルカに影響を与えた外来語についても参照できるようになっており、ピリオドの右は参照元の外国語名を表す。 .ltとなっていれば「ルティア語」の単語であり、.fとなっていれば「フィーリア語」の単語であることを示す。 歴史的に、アルカは―― フィーリア語→フィルヴェーユ語→リュディア語→レスティル語→アルバザード語(アルバレン)→古アルカ→制アルカ→新生アルカ ――という順序で発展している。 そのため、.f(フィーリア語)はアルカから見て直接の古語といえる。 minのようにフィーリア語からアルカにそのまま残った単語には.fと付けない。アルカの単語だからである。 一方、vikuのように途中で滅んでしまってアルカに直接残っていないものについては.fのようにして、何語の単語であったかを示す。 当然viku.fを見れば現在のアルカでいう何に当たるかが書いてある。 viku.fはアルカではvikに相当し、いつの時代にどのような変遷でそのようになったかが書かれている。 一般的な一言語辞典や語源辞典と異なり、由来となった外国語まで新規項目を立てて細かく用法や成立を述べている点がdkの特長であるといえる。 ●[hacma]幻字欄 表意幻字で書く際どの文字を使うかを指定する欄。 アルカでは25文字の表音幻字が使われるが、アルバレンなど古語は漢字のような表意幻字を用いる。 アルカはアルバレンを改良してできた言語なので、表意幻字を未だに使うことができる。 しかしふつうは表意幻字で書く際に、単語ごとにどの文字を使えばよいかわからない。 そこでdkの[hacma]欄でどの表意幻字を使えばよいか記載している。 例えばvik(男)の項を見てみよう。 vik [nif] 1 [caf] vIk [hacma] viku [hacma]欄にvikuとある。これはvikuの文字を使って示すという意味である。 ではvikuの文字とはどのような形をしているのだろうか。 dkは字典にもなっているため、文字の形を知りたいときは、別途文字専用の見出し語が立っている。 文字の名前に.hを付けたものがそうである。 この場合、viku.hで引くと文字画像が表示される。 なお、vikuの場合は1文字だったが、複数の文字で表される単語もある。 vikasa [nif] 4 [caf] vIkasa [hacma] viku al/ren vikasaは男性名詞という意味である。このような難しい単語は漢字同様、しばしば複数の文字を組み合わせて表現される。 vikasaの[hacma]にはviku al/renとある。これはvikuとalとrenという3文字で書けという意味である。 viku.h、al.h、ren.hで引くと、それぞれの文字が分かる。 vikuとalの間はスペースで、alとrenの間は/になっている。 /の場合、/の右の字をやや下に下げて、左の字にぶら下がるように書く。 スペースの場合、左の字と同じ高さで書く。 ちなみにこれは古語の元である現実の古アルカにおける「段」という概念から来ている。 lunaには [hacma] luna.1, kekko.2a と書いてある。 これは「第1義はluna.hを使い、第2義以降はkekko.hを使う」という意味である。 ●語義欄 語義欄は「廃語マーカー+語義番号+タグ+語義」という書式になっている。 baog(拳) 1 [asa] las deyu. las oken ji sein l'es deyu. 1 [名詞] 閉じた手。指を閉じた手のこと。 語義がひとつしかない単語には語義番号を付けない。 タグは[名詞]などの品詞タグが先で、[言語]などの分野タグが次点で、[婉曲]などの態度や口調や位相が最後に来る。 語義欄で使われるタグの例は以下の通り。 廃語マーカーには*を使う。 下記の例では第一義は廃用となっているが、第二義はアルカに到るまで生きていることを示している。 an [nif] 1 [caf] An [hacma] del *1 [isti] anapia l'apia arden/pikko. +k lan tm.tikno an de tikno. : an et tikno. 2 [isti] anapia l'apia seet. <monk 12.s an et seren. なお、*の後にlyとあれば「リュディア語で廃止された」ということを意味する。 *だけなら「アルカで廃止された」ということを意味する。 ・アルハノン ルティア語やプレディス語で使われるアルハノンという文字がある。 アルハノンは左右のパーツに分かれ、左が漢字でいう篇のように意味を示し、右がハングルのように音を示す。 字解欄では:の左がアルハノンの篇で、:の右がアルハノンの音を示す。 ・ユマナ [yumana] ユマナ。地球のアルカに存在する語義で、アトラスには存在しないもの。 アルカは地球でも用いられるため、便宜上このタグを設けた。実際のdkにはこの欄がないことになる。 なお、語義欄のタグ以外では、(( ))を用いてそれが地球についての記述であることを示す。 主に英語や日本語を用いて比較している。 ・品詞 [asa] 名詞 [yuo] 動詞 [ayua] 形容詞 [freyu] 副詞 [leva] 純副詞 [isti] 代詞。言語によっては代名詞、連体詞、形容詞など。 [arki] 接続詞 [hetmev] 接尾辞 [osnmev] 接頭辞 [mev] 接辞、拘束形態素。wilのように頭にも尻尾にも来るもの。 [avat] 慣用句。ことわざなどはこちら。 [ekin] 成句。en t hot tet kのような、ことわざなどではないものの、それひとつでまとまって特定の意味になる句。 : ・固有名詞の下位分類 名詞が固有名詞の場合、[asa]の代わりに次のいずれかを記載する。 [est] 人名。ユーマの一族 [ert] エルト [saar] サール [deem] 悪魔 [adel] 魔族 [delfia] 亜魔族 [selest] 魂科 [ikl] 建造物 [ato] 商標、商品名 [kal] 地名、場所名 : ・分野 [eld] 言語学 [vas] 軍事 [ival] 医療 [kum] 動物 [tuk] 植物 : ・位相等 [yuma] 正式な、お堅い、学者調の [laft] 上品な、雅語の、上流階級な [alit] 丁寧な。上品というほどではないが、通常レベルや雑レベルよりも丁寧 [pul] 口語的な、雑な [beril] 俗な、俗語 [belea] 卑語、禁句 [bens] 軽蔑、蔑み。蔑みであっても正式なこともあれば俗なこともある。一定でない。tuを人に使うのは別に俗ではない。benteは同様にbensだが、卑語。このようにbensと語法レベルとは別次元。 [pilp] からかい(相手が怒るかもしれないことを知った上で) [luute] おどけて(冗談なので相手を怒らせるつもりはない) [meldin] ポジティブ。良い意味。 [elna] ネガティブ。悪い意味。 [kelt] 婉曲 [arden] アルデン位相 [alben] アルベン位相 [yuul] ユール位相 [pikko] ピッコ位相 [amma] アンマ位相 [mayu] マユ位相 [gano] ガノ位相 [yunk] ユンク位相 [yuna] ユナ位相 *位相表記がなければ通常中立のseetを指す。 [vik] 男性 [min] 女性 [yuli] 子供・幼児 [freint] 男性エタット [aklet] 男性リース [arnet] 女性エタット [rente] 女性リース [yunte] ユンク・ユナ・マユ ・定義語を定義文で使う場合 通常辞書というのものは、例えばwantの項でwantを使ってはいけないことになっている。 しかしwantの定義を第一義でしていれば、第二義以降はwantを定義文中で使ってもよく、そのほうが効率的である。 laxの項を見るとそのようになっている。 ●用例欄 用例は語源欄の後に続く。語源欄のほうが難しいので、ここでは用例欄を先に説明する。 各語義ごとに付されるが、古語の場合省略されることもある。 またアルカでも専門用語のように頻度が著しく低いものや、複合語などは省略されることがある。 複合語の場合、一番右の形態素からコロケーションや用法が明らかな場合、用例が省略される傾向にある。 vik [nif] 1 [caf] vIk [hacma] viku 1 [asa] pit e him le til envi len dans min. << vikhim <l viku.f 18.s leim, vik et kanvi kont min et naav on ern e yuuma. この場合―― leim, vik et kanvi kont min et naav on ern e yuuma. (ユーマの一族は通常、男性が肉体面において強く、女性が精神面において強い) ――の部分が第一義に対する用例となる。 用例は通常語源欄の年代を反映した言語かアルカで書かれる。 例えば成立年代がfl(フィアル時代)の場合、当時はアルカでなくフィーリア語が使われていたので、例文はフィーリア語かアルカになる。 例文がアルカ以外の場合、:の右にアルカ訳が付される。 kaldaiz.ly [caf] kaldAiz [hacma] kaldaiz *[asa] kad +a kal(kalte)/daiz tm >> kad.s lyudian daizas limeere atolas hyul kaldaizay kululut. : daiz e lyudia ladat lam kad on atolas. kaldaiz(王国)の語源欄にtmと書いてある。これは成立年代がアルテム時代であることを指す。 アルテムではリュディア語が使われたため、例文はリュディア語かアルカになる。 kaldaizの場合―― lyudian daizas limeere atolas hyul kaldaizay kululut. ――が例文になっている。 :の左側がリュディア語で、右側がアルカ訳となっている。 なお、用例の最初に「言語名+スペース」がある場合、その用例の言語名を指す。 語義の語源と異なっている場合にのみ付される。 ただしfからアルカまで不変な語義であれば、無標でfでなくアルカの例文を載せることがある。 ●語源欄 語源欄は「語形成+詳しい語形成+スペース+参照した単語+(補足)+スペース+成立年代.造語者」で書かれる。 ただし必ずこの書式になるわけではなく、一部が省略されるなど、単語によって臨機応変に書かれる。 約物や省略記号が多く使われるため、語源欄は最も難しいフィールドである。 以下に約物と省略記号を示す。 ・言語名 .f フィーリア語 .fv フィルヴェーユ語 .ly リュディア語 .rk ルカリア語 .srk 神ルカリア語(フィルヴェーユ語と同じだが、時代が異なる) .ls レスティル語 .sls 神レスティル語(フィルヴェーユ語と同じだが、時代が異なる) .rf アルフィ語(フィルヴェーユ語と同じだが、時代が異なる) .lt ルティア語 .sk スカルディア語 .md メディアン語 .me メティオ語 .a アルバザード語(アルバレン) .st 制アルカ .sorn アルカ・エ・ソーン .pr プレディス語 無標 新生アルカ ・時代 fl フィアル tm アルテム vs ヴァステ sr サリア cv ラヴァス zg アズゲル mt メルテナ kk カコ sm セルメル rd アルディア nd ナディア rt アルティル vl ヴェレイ al アレイユ lj ランジュ ・人名 .s セレン .r リディア .m メル .ry リュウ .km クミール .lz リーザ .y ユルト .l ルシア .mk ミロク : ・語源と語形成 + 新語。 < 行頭では「派生」。行中では「←」の意味。左のものが右のものになるという意味。 > 行頭では「借用」。行中では「→」の意味。 . 「~の」などを示す。kaldaiz.lyで「リュディア語のkaldaiz」の意味。行中では単なるピリオドとして文の終わりを指すこともある。 数字 「.数字」の形で、「第何義から」を意味する。<fris.2の場合、「第二義をメタファーして派生したもの」という意味。数字がなければ通常第一義から来ていることを意味する。 / and。本文でも同様。幻字欄だと複合字(3段)になることを示す。 () 補足。本文でも >> 右に継承。継承というのは、その語義がアルカではこの単語に相当するという意味。 << 右から継承。>>の逆。 e エーステ。その語が本来的に持つ語形を魔法理論ランスロットに基づいて示したもの。 a アンクレット。複合、合成、混成など。 l リムレット。音的発達など、音が変化したもの。 k カルミーユ。音を変え、元の語と違う意味の単語に変化。 xik 省略、短縮、脱落。 hem 狭義化。意味が狭くなる。外延が減る。 han 広義化。意味が広くなる。外延が増える。 axek 転義。元の語義になかった語義を持つようになり、しかも元の語義を破棄する。hemの場合は元の語義にないものは増えないし、元の語義の一部が残る。 monk 転移。元の語義のままだが、外延のみが変わる場合。例えばan.fvから派生したanはan.fvと同じ意味だが、アルデン位相ではなくセート位相を外延に取る。 estel 訳語。借用語を当該言語に訳したもの。vaialmiu.lt→vikarenなど。 vvt 文法化。vezvetem。名詞などの内用語が格詞などの機能語になる現象。 alvez 語彙化。alvezem。文法化の逆。 leimem 一般化。固有名詞yuumaを指すliizが、「小さい女の子」総称を指すようになった例など。 aalem 特殊化。一般化の逆。 kelt 婉曲化。男→カレシとするように、遠まわしに語義を指すように変化したもの。男→カレシのようにシネクドキーの例もあれば、桜田門→警察のようにメトニミーもある。比喩表現を個別に表記する場合もあるが、語形成の理由が「話者が婉曲的な表現を望んだため」というものであれば、kelt表記を優先する。 verk 抽象化。物事を指す「これ」が時間を指す「これ」を意味するようになるなど。 volt 具体化。抽象化の逆。 faia 音象徴。例えばeは水を表す音象徴で、eが付くものは水に関係するものが多い。eri(血)、eria(水)、erei(川)など。同じくpa(アルカではたいていリムレットしてfa)は光に関係するものを表す。faal(太陽)、far(光)など。 yolek アフォーダンス。転換動詞などに用いる。baog(拳)から動詞「叩く」が生ずるなど。 rsiila feel(フェール神)の能力から「一目ぼれ」という意味を生じる場合。 fris メタファー。 amox メトニミー。 ilm シネクドキー。部分から全体への提喩。zam lunar(足が来る)は「人が来る」の意味なので、全体を部分で比喩している。この逆がvaikkev。 vaik シネクドキー。全体から部分への提喩。 teel メルテーブルでできた語。 mv 母音調和。memirvesto。 rapvet n対語。 fort 復活。一度廃語になったものが戻る。変更点がある場合もある。 ・例 del(私) +e fl.elt エーステによる新語。フィアル時代にエルト神が造語した。 daiz(王) +l < kaiz < kai/z. z < s < lantis tm リムレット(音韻変化)による新語。kaizから来ている。kaizはkaiとzの合わさったもの。zはsから来ている。sはlantisから来ている。成立年代はアルテム。 den(~でない) +a de/jan fl.saal >> en アンクレット(ここでは混成)による新語。de(~である)とjan(違う)が合わさったもの。フィアル時代にサール神が造語した。アルカにdenはこの語義では存在せず、アルカではenがこのdenに当たる。そしてこれを>>(継承)という。 wal(渡す) 2 [yuo] fit kon las. enk sef, tillang leev fitan. ly<hem zg 2 [動詞] 手で渡すこと。sefと異なり、所有権が移る。 アズゲルの時代にリュディア語に派生。語形成は狭義化。 *zg(アズゲル時代)という表記から、派生先がly(リュディア語)であることは明白なので、<の前のlyは省略されることもある。 ・転換 語源欄には単なる品詞の転換は記載しない。 下記においてわざわざ[yuo]の語源欄に転換と書かない。 別の品詞タグがついている時点で転換の事実は明らかだからである。 でなくば無意味にあらゆる語義欄に転換と付けねばならない。 なお、転換の代わりに「狭義化」「文法化」など、詳しい経緯を書くことがある。 @[freyu] en +a de/jan tm.saal >> en elt paparula id den. : elt en inat faar. @[yuo] de tm.saal >> de non den viku. : non te vik. ●[on]関連語 類義語、反義語(反意語)、縁語、ねじれ語、対応する外国語を記載した欄。 約物は以下の通り。 + 類義語 - 反意語 : 縁語 +- ねじれ語。tu, le, lu, laにおいて、tuから見てleは類義語で、luは反意語。しかし[on]欄にlaだけないとおかしい。これら4語は4つで1セットだから。そのようなとき、laを+-で示す。 * 類音 / 対応する外国語 例えばmin(女)の場合は以下のようになる。 + luuko, lestir, reiyu, lamia, lamian, lilia - vik lestir(淑女)やlilia(少女)などが類義語で、vik(男)が反義語である。 なお、関連語はonvetyuiで検索することができる。 minを関連語検索するとvikなどが表示される。 関連語検索には対応する外国語は検索されないようになっている。 というのも、それはアルカの単語でなく外国語なので、アルカのシソーラスとして検索されるのはおかしいからである。 それでも関連語欄に記載してあるのは、外国語の逐訳語辞書としての機能をdkが有するためである。 逐訳語辞書ないし二言語辞典としての機能だからこそ、シソーラスではないため、関連語検索から弾かれているのである。 ●[rap]コロケーション コロケーションをカンマ区切りで収録している。 形容詞と名詞の繋がりや、動詞と目的語の繋がりなどが分かる。 vik(男) [rap] vik vien, vik kai, vik sor 強い男、大きな男、背の高い男 コロケーションはvetrapyuiで検索することができる。 ●語義欄および百科事典欄等で使われる約物 * 例文中で非文を示す。 注)語源欄では廃語・廃用を示す。 ? 例文中で、やや不自然を意味する。非文と違って誤用ではない。 ?? 例文中で、かなり不自然を意味する。ほぼ非文に近い。 / 連言のoの代わりとして使う。 1)単語同士の連結の場合、"miik/lisik"のように、スペースを入れない。 2)句同士の連結の場合、"mem l'eks 5 / hasrein l'eks 1."のようにスペースを入れる。 これは、"mem l'eks 5/hasrein"(5と縦線を表す丸)という解釈を防ぐため。 , 重文を作る場合はooと発音し、単に節を区切る場合はポーズを置く。 1)an iskat, tautの場合は重文を作るので、ooと発音する。 2)im an aktat la, la ku soaの場合は従属節と主節の区切りを示すので、ポーズを置く。 3)名詞を並列する場合はuと読む。miik,aplesでmiik u aplesと読む。 この際、1),2)と異なり、スペースを入れない。/と同じ要領で、視覚的にひとつのまとまりを作るためである。手書きの際もスペースを入れない。 miik,aples,lisikのように複数個,がある場合は、最後だけuと読み、ほかはポーズを置く。これは/と同じ。 動詞を並列するケースは少ないが、もしする場合は重文のooと読み間違えないように文をよく読む。 なお、動詞を並列するケースは少なく、かつooと誤解しやすいため、dkでは動詞の並列の場合はuと書き、,は使わない。 4)リストとして名詞を列挙する場合はuと読まず、ポーズを置く。 ridia, ovi, kliizのように名詞を単に並べるだけの場合はuと読まない。 また、区切りを示すためにスペースを入れる。そうでないと[on]欄が見づらかったり、句がリスト化されたときに見づらいため。 日本語にしたときに「AやB」と訳す場合はuと読む。「A, B」と列挙するだけの場合は読まない。文意によって変わる。 複雑そうに見えるが実際はそうでもない。:でuと読ませる案もあったが、文が区切れて見えるので避けた。 ,,案もあったが、,だけで十分弁別できるため、このようにした。 : 区切りを示す。辞書を見やすくするために使う。 ; アルバレンなどのker, tuの代用として使う文字。アルカでも同様だが、;と書いた場合は黙字として扱い、文の区切りを示すために用いる。 lu et mec 89 t'ern e yuuma; emat daiz xi luko anxal, lad lyudia. の場合、 「彼はユーマの一族の89代目で、アンシャルに来てリュディアを建国した後に王となった」の意味。 もし;でなく,だったら、「アンシャルに来た後に王になり、それからリュディアを建国した」となり、意味が異なる。 > ~を参照せよ << 左のほうが右より一般的である。例)vik << vikhim(vikhimと意味は似ているが、vikのほうが一般的) >> 上記の反対 >>> 「この語義及びほかの語義も合わせ右に継承。語形成も右に同じ。重複を避けるため、この本文では第一語義のみを掲載」という意味。 (( )) この間に挟まれた記述は地球との比較で、アルバザードのdkには存在しないもの。地球の読者の利便のために設けられる。 viku.f [caf] vIku [hacma] viku *[asa] vik >>> vik +a vi(vien)/ku < kum >> vik fl.elt この>>>は、「vikuの語義は1つしか載っていないが、vikと同じなので割愛した」という意味である。 vikの持っている語義はvikuもおおむね持っていたことを示す。 ●保留分 \\で「未完、保留分」を示す。 ●名詞の性 ルティア語の名詞の性の表記。 slltで名詞に男性・中性・女性ができる。 rlt,ltでは中性が滅ぶ。 よって名詞の性はslltとrlt以降の2つを記述すればよいことになる。 両者が同じであればひとつしか記述しない。 xeliu.slt [caf] xeliU [hacma] xelt [asa] la: xelt <l xelt xeliuは女性名詞で、la xeliuとして使う。 laしか載っていないので、rlt以降も女性名詞のままということになる。 kaltet.slt [caf] kaltEt [hacma] kalte/paparula [asa] tu>lu: faal imen faar/harp. <k kalte kaltetは中性名詞から男性名詞になっている。 slltで中性で、rlt以降は男性という意味である。