部分否定と全部否定
動詞に否定がかかると全部否定になる。
la en ket felka.
それ以外に否定がかかると部分否定になる。
en la ket felka←彼以外の誰かが行ったことになる
全部否定を文と論理式で示すと次のようになる。
ardu en ke felka im velm.
¬ke(ardu, felka, velm)
これを疑問文にすると次のようになる。
ardu en ke felka im velm mian?
(¬ke(ardu, felka, velm)∧mian?)
このように、全部否定は文頭純詞や文末純詞の類にはかからない。
・純副詞の否定
「簡単には理解できない」はloki vil sofelではなく、en loki sen sofelである。
前者では「簡単に理解できない」というおかしな意味になる。あまりに難しすぎてすぐに理解することを諦めてしまったという冗語的な意味に取られる。
vilはen senであるため、loki vilはloki en senに等しい。enがsenにかかっているので部分否定である。
en loki senの場合はenが動詞lokiにかかっているため、全部否定である。そのため、意味が異なる。
|