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人工言語学研究会
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人工言語学
人工言語を研究する学問。人工言語は言語学の範疇ではないため、公的には言語学の一分野ではない。
本来、内容を鑑みれば言語学の一分野であるはずの存在だが、言語学が人工言語を研究対象として取り扱わないため、言語学の範疇でないことになっている。
実質的には言語学の一分野だが、学問の世界では言語学の一分野ではないことになっているため、既存の言語学を自然言語学と捉え、人工言語学はその対概念であると捉えざるをえない。
なお、言語学が人工言語を取り扱わないのは、通時的に言えば、1866年に当時の権威だったパリ言語学会が人工言語に関する論文を受け取らないことを決めたためである。
人工言語学を研究しているのは――すなわち人工言語を言語学的に学問として研究しているのは――2013年現在、世界中で一機関しかなく、それはセレン=アルバザードが代表を務める人工言語学研究会である。
人工言語学は実質的には言語学の一分野であるため、基本的な術語などはすべて共通している。
自然言語学と異なっているのは、人工言語を考察の対象とする点である。また、自然言語学にはない「言語を作る観点から言語を分析する」という視座を持つのも特徴である。
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