felixia
[ランドマーク]
フェリシア学院、フェリシア
[類義語]
kozue
[レベル]
6
sm;fel,fv/xuxo,f/dia,szd「学び習うところ→学び習う院」
22
[文化]
アルナ北西部(アルナ県リシア市)に位置する学校。小中高大と揃っており、同一の敷地内に全てが揃っている。王族(皇族)御用達の学校であるが、一般人も入学することができる。
校風を一言で言うと「上品」。他にも「気取らないノーブルさ」や「浮世離れした雅さ」などが特徴。下品なものや低俗なものを避ける傾向にあるが、嫌っていても嫌悪感を顕にしない学生が多い。
上流階級の子女が多いが、あまりに競争心のない雅な生徒たちの集まりなので、他人を見下したりする者はほぼ皆無である。それゆえ一般人入学者も妙なへつらいをすることもなく、劣等感を持つこともない。よほど雅で心に余裕がないとできないことだが、不思議なことに外部から入ってきた学生すら一年も経たずに校風に染まっていく。
生徒の素行はアルバザード一良好で、校則は国内一緩い。自然に任せておいても誰も悪さをしないためである。
部活(サークル)は弓道と居合が強く、常に全国大会で優勝候補に上がる→sakla(2)
フェリシアでは和弓がユベールに取り入れられる前から活発だった。
女子の割合が多く、文学少女のようなおっとりした子が多い。上流階級なのに気取らず質素倹約で、大人しく穏やかで礼儀正しい。金に頓着するのが嫌いで、浮世離れしている。恋愛には奥手で、学内恋愛はほぼ皆無。
教師陣は姉妹校であるアルナ大と掛け持ちしていることが多い。
フェリシア学院はsmのimul 200に王族の私費で建てられた。その名残で現在も私学である。
sm中期にアルティアの勢力に押され、1102年にカレンシア王国ができると、徐々にアルバザード国内の上層部にアルティア人が入り込んでくる。その結果フェリシアにもアルティア人の学生が増え、弓道や居合といったアルティア人の武芸が入ってくる。
カレンシアの勢力に押されたアルバザードの財政は当時苦しく、1156年にはフェリシアの運営にも支障をきたすようになった。学校の質を落とさず運営をこれまで通り継続するために、フェリシアはカレンシアからの援助を受けた。弓道や居合が盛んになったのもこの頃からである。なお、初期は武射系が盛んだったが、nd以降は礼射系が盛んとなる。
1156年の援助により、カレンシア(アルティア)とアルバザードの友好を示すための校章が新たに創られた。フェリシアが作られた当初は皇室アルバ家の家紋の「六角柊」に月の幼字を加えたものを校章としていたが、1156年に桜弓月(さくらゆづき)がデザインされた。フェリシアの校章は幼字版と京極版の二種類があるが、それにはこういった歴史的背景がある。
校章は桜と弓張りの月が図示されており、更に桜の内部には文字が書かれている。幼字のほうはleivent(弓道)における射法八節の会の象形である。アルティア弓に合わせ、弓の上部が下部より長くなっている。一方、京極のほうは「弓月」という意味の二文字で形成されている。
フェリシアの偏差値はアルナ大ほど高くはないものの、日本でいえば早慶に匹敵する難関校のひとつである。エルフィーネ同様、学風と名門さが好まれ、特に積極的に娘を通わせる親が多い。
生徒は穏やかで浮世離れしている。喧嘩や騒ぎなどが見られることはなく、革命時やディミニオンなどの狂乱にあっても、まるで世界から分断されたアルフィのように平静さを保ってきた。生徒は争いを好まず、競争心がなく、穏やかである。他人を嘲笑ったりせず、俗世に疎く、ケバさがない。
アルバザードの中では最大の保守派で、伝統を重んじ、争いごとを好まない。ルティア人やアルティア人の比率が高い。理系分野が弱く、文系中心の学校である。
共学で、女子は夏は白、冬は黒のセーラー。男子は詰襟。アルナ大と姉妹校なので、制服のデザインは同じ。襟の色はtinaからsamanaまで順に黄、朱、蒼、灰。後期大学は私服になる。
場所は駅近徒歩一分。
学内は緑が多く、都会の喧騒から独立した空間を保っている。池には朱塗りの橋があり、初夏になると蛍が舞う。この池を「ほたる池」という。都会の大学で唯一良質な蛍が鑑賞できるところである。池の周りには桜や楓や紫陽花が季節ごとに咲き乱れ、池には魚も泳いでいる。
後期大学の生徒数は1万人に満たず、少ない。通常フェリシアというと後期大学部を指す。卒業生に「もう一度大学に入るとしたらどこがよいか」と聞くと、9割方がフェリシアと答える。浮世離れしているため、社会の荒波に揉まれておらず、卒業後に苦労することが多い。
エルフィーネを華と捉えるなら、フェリシアは和であろう。
rdでセレンはリディアと違ってアルナ大に受からなかったが、フェリシア大には合格した。そのため、rdでセレンの母校となっている。当時の彼はリディアの目が届かないのをいいことに、学園生活を楽しんでいたとされる。なおセレンがアルナ大に落ちたのはアルカで忙しかったこともあるが、自分の好きなことしか勉強しない少年時代の性格が最大の理由で、自業自得。アルバザードはフィギット経由で居合を、ルティア経由で和弓を知っていたが、セレン個人は実技をここで知り、ユベールに取り入れた。
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