いくらインフラが整っているアルバザードでも、住宅街の小道ひとつひとつまで広い幅の道を作ることはできない。たいていの家の前は車道と自転車道のない歩道で、最低2.5m(2melfi)の幅を持つことになる。 ところが実際法で定められた最低の道幅は3.75m(3melfi)である。これはなぜかというと、救急車と消防車のような緊急車両が入れるようにするためである。従って、住宅街における家の前の小道はたいてい3.75m(3melfi)である。 自宅の前は往々にして車道に接していないため、アルバザードでは田舎を除いて自宅に駐車場という概念はなく、町内会などの地区ごとに共有の駐車場を持つ。その駐車場は車道と接しており、そこまで歩いて行くことになる。たとえ庭が広くても車道に接していない家では車を庭に置くことができない。これも歩道と車道を分離することで事故を防ごうとする安全意識の現れである。 一方、自転車は庭におけるが、自転車道に出るまでは手押しで歩かなければ違法である。(ただし実際のところ、道が空いている場合はこれを無視する人が多く、警察もこれについてはあまり見咎めない) 【用例】 ☆font emat deyu mil sae dot. 大雪のため、交通が麻痺した。 tu font ke kacte. この道はカルテにつながっている。 tu font luna kacte. 同上:自分がカルテにいて、道を見ている。 tu font ke i kacte. この道はカルテから来ている:カルテのほうを向いている。また意識上の動線はカルテから自分のいるところに来ている。自分の体はその場にあるが、意識の上ではカルテにある。luna iにすると、自分の意識は自分のいる場所になる。ややこしいが、日本語と同じ感覚なので読者は使い分けは楽なはず。