セレンの周りでミロク革命に賛同するのは共同制作者のリディアしかいない。制作者以外に革命に賛同した者を見たことがない。メルも「お兄ちゃんがそう言うなら支持する」という条件付きだし、5歳の紫亞は無条件に洗脳されていて自発的な賛同ではないし、ほかの使徒やネットユーザーにいたっては賛同すらしていない。特に後者の中には明確に批判してくる者もいる始末である。 なぜこの腐りゆく日本などの先進国を改善するカンフル剤が称賛を浴びないのか不思議でならない。たいてい、やりもしないうちに「そんなのうまくいくわけない」だの、「その方法では変わらないか元に戻る」だのといった批判が来る。 セレンの父親の世代が若いころには理想に燃えて革命を口にしたものだそうだが、最近の若者はこの腐りゆく国で理想すら求めず諦めて思考停止しているように思える。やりもしないうちに否定したり、うまくいかない理由ばかり探している。巧くいかないなら力づくで巧くいかせればいいだろう――と若者らしく考えないのが不思議でならない。「最近の若者は本当に正義感も理想に燃える熱い心もなく、ネガティブで、『無理だ無理だ!』から入るペシミストばかりだな」とがっかりする。革命のような暴力的な解決策や独裁主義を何か根本的に悪いものと勘違いしていないか?彼らを見ていると独裁主義や社会主義と聞くだけで無条件に悪とか失敗とか決めつけているように見える。特段自分で体験したり熟考したわけでなく、学校やメディアに洗脳された通りに脊髄反射しているように見える。総じて苦労していない人間、苦汁をなめさせられたことのないぬるま湯生活の人間ほど、体制側につくものである。見ていると苦労知らずで現実で辛い思いをしたことのない浅薄な人間ほど、ミロク革命に賛同しない傾向がある。 持つ者が持たざる者を虐げ搾取する現代日本では、持たざる者は刃を以って持つ者を粛清すべきだ。そうした決起を各所で群発させることでしか、持つ者を脅かすことはできない。既得権益者が持たざる者の嘆きを聞いて既得権益を捨てると思うか?ねーよ。既得権益者どもは自分の身に危険が及ばない限り決して既得権益を離そうとはしない。暴力は悪いことだ?馬鹿を言うな。それは体制側が奴隷をこき使うための洗脳にすぎない。決起しなければ持つ者は持たざる者が死ぬまで搾取しつづけるではないか。持たざる者が決起して集団で持つ者を脅かさない限り、既得権益者は既得権益を捨てようとはしない。話し合いで既得権益者が既得権益を捨てると思うか?絶対ないね。もしそんなことが起こるなら、既得権益者が身の危険を感じたときだけだ。だから暴力、最低でも交渉に使うための暴力的背景は必要悪なのだ。そのことがなぜ今の日本人には分からない!?なぜミロク革命を支持しない!馬鹿なのか?体制側の都合のいい洗脳教育にいいように洗脳されて搾取されていることに慣れきった豚どもが。 特に若者が質悪い。この世代は選挙もしないし自分たちの国が滅ぶのが分かっていても勉強もしない。四当五落なんていう言葉はもはやこの世代には死語だ。この国の若者がすべきことは老害の排除と次世代の育成だ。このまま少子高齢化を維持していたら国は滅ぶ。老害の既得権益を引剥がし、安楽死センターを作って積極的に安楽死を導入して高額な福祉・医療費問題を解決し、若者に金と職を回し、同時に女は一部の有能な人間を除いて社会進出だなどと女のくせに生意気なことを言わずに黙って結婚して子を産み育てなければならない。そうしないと国が滅ぶのは明らかなのに、しようとしない。それどころかその解決策や革命の理想に賛同すらしない。本当に動くべきは若者なのに、その若者が動かない。 選挙は実はすべきでない。今のシステムだと老害に勝てないようにできているからだ。むしろすべきはテロだ。若者が数千万人単位で集まってテロを起こせば、いくら背景に国家があろうとテロは成功する。このままだらだらと国が滅ぶよりは、よほどテロを起こして一度この国を焦土と化しても不死鳥のように復活させたほうがよいのだ。腐った国は一度壊して作りなおさなければならない。今の日本は手を怪我した者が手を切断したくないと喚いた結果、化膿が腕にまで及んでいる状況だ。このままではいずれ膿は全身に至って腐り落ちる。それならいっそ強硬手段を取って痛い思いをしてでも改革をすべきなのだ。それがミロク革命なのだが、牙を抜かれた今の子供たち、そして牙なんぞとうに欠けた大人たちにはそれが分からないらしい。 思うに、ミロク革命というのは頭の良い人間で、体制側に反感を持ち、タカ派で、合理的で未来の再生のために目の前の痛みに耐える根性があり、子供のように純粋で、体制側の作った洗脳に惑わされず自分で考える力を持ち、熱い心を持った人間にしか理解できないのではないだろうか。 今の日本人は冷めた目でミロク革命を浅はかな子供が考えた幼稚なソリューションと斜に構えて格好つけているだけだ。最近の人間はイヤに斜に構えてニヒルを気取っていないか?熱く革命に燃える人間に冷水を浴びせて「そんなの無理だ、うまくいきっこない」と笑って見せることで自分のほうが大人で冷静だと見せかけて格好つけていないか?そう、今の日本人はそうなのだ。そしてこれは今に始まったことでなく、ここ数十年でどんどんひどくなっていることなのだ。恐らくこの文章と同じようなことを70年代にも考えていた人がいただろうし、今後何十年か経って見たときに「こんな昔からセレンさんが現代と同じことを言っていた!」と驚く未来人がいることだろう。 そう考えると、結局どの時代にも熱い奴はいるにはいるし、それを冷めた目で斜に構えて自分では何もしないくせに批判だけはいっちょまえの奴が大勢いるのは変わらないのだろう。どの時代もそういう構成で、セレンらのように正義と理想に燃える人間は少数なので理解されないし、賛同もされないのだろう。 とはいえ、セレンの父親の代に比べて今の若者は更に考えなくなっていることは事実で、このままいけば未来人の時代には更に事態が悪くなっているかもしれない。いつの時代も若者を嘆く声はあるが、少なくとも戦後の苦労知らず世代の範囲では、どんどんひどくなっているのは体感的に事実だ。 ミロク革命が理解されないのは、苦労知らずでなく、頭の良い人間で、体制側に反感を持ち、タカ派で、合理的で未来の再生のために目の前の痛みに耐える根性があり、子供のように純粋で、体制側の作った洗脳に惑わされず自分で考える力を持ち、熱い心を持った人間が少ないからだろう。多くの苦労知らずのお坊ちゃんは体制側だからこの腐った社会に疑問を抱かないし、虐げられている下の人間はこれだけ深く世の中について考えるだけの頭がない。セレンやリディアのように上層で頭が良いのに体制側に靡かないようなごく一部の人間しかミロク革命の良さが分からないのだろう。まったく嘆かわしいし、甚だ愚民どもの無理解が不快だ。 【用例】 hai, es yuu xam van mirokizm sei. selan memir alka ovaen ridia o xia xam mirokizim siina kont alt so elf tu sin a. それにしてもなぜ誰もミロク革命に賛同しないのだろう。リディアや紫亞のように最も親しい人は賛同してくれるのだが、ほかは誰もしてくれない。
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