arbazard
[アトラスの国家]
アルバザード、幻国、竜国。アルカ発祥の地のため、幻国と訳す。幻語はアルカで幻国語はアルバレン。トール人の国なので竜国とすることもある。
[レベル]
1
kako→arbazard(2)
[文化]
→istolnim、alkakad
・国土
本土面積:1065634.466027 km^2:他国の面積同様、湖を含む。具体的にはエアリス湖などを含んだ面積。
ageit島面積:65496.345322 km^2
ealis湖面積:2759.449493 km^2
総面積:1131130.81 km^2
フランスの面積が632,759 km^2なので、約2倍弱。
1,141,748 km^2のコロンビア(世界26位)とほぼ同じ。
・経緯度
フォトショップを使って正距円筒図法における東西南北の端点の座標を求める。
その後、取得した座標から下記の計算によって正確な経緯度を算出した。
小数点第二位まで算出したのに西端点が西経9.00という綺麗すぎる数値になったのには驚いた。
西端点:北緯90 - ((502 / 2000) * 180) = 44.82 西経(-90) + ((900 / 4000) * 360) = -9.00
東端点:北緯90 - ((567.5 / 2000) * 180) = 38.92500 東経(-90) + ((1086 / 4000) * 360) = 7.74
北端点:北緯90 - ((599 / 2000) * 180) = 36.09 東経(-90) + ((1002 / 4000) * 360) = 0.18
南端点(本土):北緯90 - ((599 / 2000) * 180) = 36.09 西経(-90) + ((971 / 4000) * 360) = -2.61
南端点(ageit):北緯90 - ((609 / 2000) * 180) = 35.19 東経(-90) + ((1052 / 4000) * 360) = 4.68
・東西南北距離
南北距離(本土):(49.23 - 36.09) * (40 000 / 360) = 1460 km
南北距離(ageit):(49.23 - 35.19) * (40 000 / 360) = 1560 km
東西距離:((7.74 + 9) / 360) * 40 000 * cos(((44.82 + 38.92500) / 2) * deg) = 1385.01551 km
・東西距離はどう算出したか
正距円筒図法では南北距離は縦のピクセル長がそのまま距離になる。
一方、東西距離は緯度が異なると、同じピクセル長の横線(緯線)であっても実際の長さが変わる。
例えば赤道上で横線の長さが4000ピクセルだったら4万kmになるが、北緯45°だと同じ4000ピクセルでも実際の長さは4万kmを√2で割らねばならない。下記は計算例。
40 000 * cos(45 deg) = 28 284.2712
40 000 / √(2) = 28 284.2712
このように、cos45°の場合、つまり北緯45°の場合、緯線4000ピクセルは40 000 / √(2) = 28 284.2712 kmに等しくなり、√2で割る必要がある。
このように、正距円筒図法において東西距離は緯度によって同じピクセル数でも実際の長さが異なる。
そこでアルバザードの場合、西端点と東端点の緯度の平均値を取り、その平均緯度における西端点の西経から東端点の東経までの距離を算出することで東西距離を割り出すことにした。
理論式:(経度差/アトラス一周分の経度)*赤道周長*cos(平均緯度)
計算式:((7.74 + 9) / 360) * 40 000 * cos(((44.82 + 38.92500) / 2) * deg) = 1385.01551 km
なお、西端点と東端点の平均緯度は(44.82 + 38.92500) / 2 = 41.8725。北緯41ほどである。
北緯41.8725のときの緯線4000ピクセルの実際の長さは40 000 * cos(((44.82 + 38.92500) / 2) * deg) = 29 785.2799 kmである。
北緯45のときの緯線4000ピクセルの長さが40 000 * cos(45 deg) = 28 284.2712 kmなので上記と近似しており、立式のミスはない。
このことからアルバザードはわずかに縦長の国だと分かる。
正距円筒図法だと横長に見えるが、北緯45だと4000ピクセルあったとしても実際はその√2分の1の長さしかないため。
・概要
アトラス最強の国家。地球だと地理的にフランス周辺に相当する。アルバザードはアトラスの中心国家であり、最大の軍事力と経済力を有する。ここではアルバザードの首都であるアルナを中心に述べる。アルバザードは北緯四十~六十ほどのところにある。アルカット大陸アンシャル地方に位置する国で、南はテージュ海に面し、それ以外は地続きになっている。全体として平坦な低地であり、海面から二百mほどのところにある。山は少なく川が緩やかに流れている。プレート面の境界にないため、地震も少ない。首都アルナはテージュ海から北に行ったところで、北緯五十度ほどのところにある。
テージュ海は偏西風の転向力により南西風が吹いているが、アルバザードに入ったところでは北東風が吹いている。海と陸の比熱差によって、夏はテージュ海の冷たい空気が偏西風に乗るので冷涼である。冬はテージュ海の暖かい空気が偏西風に乗るので温暖である。いずれにせよテージュ海の湿った空気が流れるため、年間を通じて乾燥しない。テージュ海から大陸に風が入ってくるため、舟で沖に漕ごうとすると自然と引き戻され、そのことが漁業の発展を妨げた原因の一つである。その反面、沖へと流されないので遊泳には向き、安全である。
風力は年間を通して穏やかで、台風は発生せず、大風が偶にある程度である。アルバザードの気候は西岸海洋性気候区である。テージュ海近辺はCfc区であるが首都アルナの近辺はCfbである。したがってアルナは年中多雨で最も暖かい月の平均気温は二十二度以下で、月平均十度以上の月が少なくとも四ヶ月ある気候区である。
アルナは全体的に暖かく、気温の変動も激しくない。平均気温の最も高い月と低い月の差、即ち年較差は十度強である。最も高い月が二十度弱であり、最も低い月が五度ほどである。また、その日の最高気温と最低気温の差である日較差も小さい。
降水は平均して雨があり、春夏に最大値を取る。とはいえ降水量は月ごとに変化があまりなく安定している。年間降水量は八百mmほどであるが、降水量の月ごとの較差は十mm程度と極めて安定している。
自生する植生は主なものが常緑針葉樹林と落葉広葉樹林の混合である。アルバザードに自生する植生の種類が少ないため、輸入した植物が多く育てられている。レイユ以降は本来アルバザードになかった植物もふつうに見られる。
土壌は基本的に褐色森林土であるが、冷涼かつ分解しにくい樹種の下ではポドゾルが見られ、灰色の土が見られる。降水が確保できるところは土壌が中性か弱酸性だが、降水量が少ないところでは土壌は中性か弱アルカリ性である。
伝統的な生活手段は半農半牧である。農業では主に小麦を作る。アルナでは主に小麦が作られた。アルバザードの北部にある都市アルシアやアルバザードの北国ケートイアでは大麦が良く取れ、ビールが豊富である。
一方、テージュ海に面する大都市であるカテージュは地中海性気候であり、ここでは果樹園が多く、オレンジやオリーブ、ブドウなどが栽培される。アルナでも比較的少数であるがこれらが栽培された。ブドウからはワインが作られ、ここでは良く飲まれる。アルナでもこれらの影響によってワインとビールが多飲される。
ところが、アルバザードの土壌は地味が少ないため、小麦の連作は行えない。農業だけでは十分な食糧を確保できないため、牧畜も行われた。牧畜に適した家畜は牛や豚である。牛は肉牛や乳牛としての価値があり、更には農耕用としても使われた。また、牛を利用した酪農も行われていた。
一方、漁業はあまり行われていない。カテージュでは多少の漁業が行われているものの、基本的にテージュ海は肥沃でないため、漁業は発達していない。
arbazard(2)
[ユマナ]
アルバザード。一時期、リディアら使徒が一緒に住んでいた地域のアルカ名
[地名]
メテの使徒ワルマの支配地
[地名]
『ミールの書』で、ミールが住んでいる国の名
[地名]
『小説版アンクノット』で、アシェット全員が住んでいる国の名
[名詞]
[メタファー]
何でも物が揃っているところ、色々雑多なものが混ざり合っているもの
[人名]
セレン(seren)、ルシア(luxia)、リディア(rydia)のアルカ姓
[レベル]
3
kako:古(嫌なところ)。カコにおいて何が「嫌なところ」なのかは不明。なお、「アルバザード」という音訳についてはセレンが90年代前半の中学時代にこの単語を耳で聞いて「アルバザード」とノートに書き記したのが今でも使われているだけのことである。アルバザードは「嫌なところ」という意味だが、古アルカまでの神話設定では竜のような強い魔物がたくさんいて嫌なところという意味を持っていた。実際、アルバザードの幻字は竜の顔の象形文字である。新生の天球図では竜は北半球の低緯度に存在するため、アルバザードの緯度ではない。新生では意味が少しずれてしまった。ただ、竜を否天以北にすればアルバザード=竜の土地になれたが、libeezeなどソームの小型化したものが竜より弱い設定は考えづらいし、8,9階の魔族は竜やソームといった設定上の縛りを外して自由に創作したかった。そのため竜は7階でなく6階に落ちる必要性があり、古アルカの幻字の語源と合わなくなってしまった。ただ、竜はアルバザード以北のヒュートで飼いならされていることと、アルバザードの真南にはミュール(ヴァステで滅ぶ)しかないことを考えると、竜がアルバザードに北上するのは当然といえる。そこで、アルバザードの字の語源が竜であることの説明は可能。
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