esta
[サール]
エスタ
[動物]
ほたる、蛍
[類義語]
palsaa
[組み数字]
16
[レベル]
2
meltia 18:yuuma;esto.k「うつし身→自分の子」
古:ridia
esta:esta:la esta:xtel,vx
[文化]
ユーマとヴィーネの娘。ヴィーネに惚れるサールの少女マグラは、ヴィーネの娘を産んだユーマに嫉妬し、エスタを奪って逃げる。マグラはエスタに淫の呪いをかけた。エスタは幼女の姿をしていて、マグラに抵抗できる力をまだ持っていなかった。マグラはエスタを殺そうとしたが、もし殺せばそのことはいずれヴィーネの耳に入ると思い、止めた。そこで泉に投げ捨てた。
呪われたエスタは成長とともに欲望が抑えられなくなっていったが、夫がいないので苦しんだ。少女に成長したエスタは自慰を編み出し、それによってマグラの呪いを解いた。呪いを解くとエスタの体内から蜘蛛が現われた。エスタは蜘蛛を壁に投げつけると蜘蛛は死んだ。こうして呪いは解けたが、幼女のころから刻み込まれた淫乱な性質は体に染み付いて取れなかった。ある晩、エスタは湖でユーマを探しにきていたアルドゥと出会う。そして兄妹と知らぬまま二人は契る。エスタの淫乱さに誘惑されたアルドゥはエスタを娶り、ユーマを探すことを忘れて二人で暮らした。快楽を好むエスタは、アルドゥを誘惑し続け、次々と子を生んでいった。初めの子はエレスという娘とカルファンという息子の双子であった。次はトロメキア、パルテ、シンケという三つ子だった。三つ子は全て女だった。結局、エスタは計16人の子を生んだが、子供は何故かサールでもエルトでもなかった。
エスタの子供はヴィードが乏しく、姿を変えることも強大な魔法を使うこともできなかった。それはサールでもエルトでもないユーマの血が濃すぎたためである。それで生まれてくる子供はサールやエルトの力を失った弱い子供たちばかりであった。そんなエスタの子供たちは無力とされ、伴侶を得ることができず、近親婚を繰り返した。それによって更にその子孫は神性を失った。
トロメキアはネルメスに口説かれたが、遊びと知って断り、ネルメスを怒らせる。後に兄のカルファンと契る。パルテは水をほしがるオルトに水を与え、その代わりに女らしくするように頼んだ。オルトはパルテに初潮を与えたがパルテはそれが何であるか知らず、オルトを罵った。怒ったオルトはパルテに不妊の呪いをかけた。パルテは兄のカルファンと契ったが、呪いのせいで妊娠しなかった。
パルテはオルトに許しを請いに森を彷徨う途中、毒蛇のサールであるプティンを踏んでしまい、怒ったプティンに噛まれる。泣くパルテを見つけたカルファンはパルテの足を切り落としたが、パルテはその痛みに喘いで気を失った。後にこの脚はエレスの魔法で治してもらう。さてパルテの血は黄色い花に飛び、斑点を作った。オトギリソウである。そのときオルトが現われ、オトギリソウの根に妊娠を司るエルトのイーディスを作り、イーディスを連れて去った。
三つ子の末女シンケは貧相な体で、背も小さく、顔も別段美しいわけではなかった。だから兄カルファンは彼女に対してはあまり優しくなかった。あるとき、兄のカルファンは妹に鏡を与えた。1枚は額が金で、華やかなパルテに与えられた。次の1枚は銀で、しとやかなトロメキアに与えられた。そして最後の1枚は銅で、これがシンケに与えられた。シンケが不当というとカルファンは、美しい者ほど美しい鏡が必要だと答えた。これに腹を立てたシンケはパルテとトロメキアの鏡を割った。その夜、カルファンはバオナに襲われ、近くにいたシンケを犯した。シンケは子を産んだが、それでも愛されなかった。シンケはその原因を自分の容貌にあると考え、銅の鏡を割り、破片を顔に刺してより醜くなった。それ以後、彼女は顔に布を巻いて暮らした。彼女も後に兄弟全員の子を産むが、いずれも容姿はよくなかった。現代、人類に容姿の悪いものがいるのは、彼女の血脈が少しずつ皆に混じっておりそれが強く遺伝的に現れたものだとされる。
エレスはカルファンに犯されることがなかったが、エスタの13人目の子供のコーレルによって犯される。エレスは兄弟の仲で一番美しい少女だったが、寡黙な性格で、あまり兄弟とも付き合いを持たなかった。しかし生まれてきた幼い弟コーレルの美しさに魅了されると部屋に閉じこもり、彼と会うことなく過ごすようになっていった。そうしてコーレルが十分成長した頃まで待ち、初めて姿を現した。コーレルは始めてみる美しい少女を姉だとは思えず、誘惑に負けて犯してしまう。
エレスとコーレルの間にはテステェルという娘が生まれた。テステェルはエレス以上に美しく成長していった。テステェルは女しか愛さず、数々の少女と関係を持った。テステェルは大人しく従順だったため、少女たちは自分からテステェルと関係を持った。しかしテステェルは残酷王フェンゼルの求愛を断り、怒ったフェンゼルによって無限に子を生むという罰を被った。生まれてきた子の中にはフェンゼルとテステェルの息子もいた。フェンゼルはそのエルトにヴァレスと名付けて育てた。
アルドゥとエスタの子は近親婚を繰り返したため、次第にアルテとしての力を失っていった。そしてユーマに始まる彼らの一族をアルテはユーマの一族と呼んで自分たちと区別するようになった。ユーマの一族は後に起こるラヴァスが終わるとアトラスに取り残され、独自の発展を遂げていく。これが人類である。
<エスタとアルドゥの16人の子供(人類の祖先)>
1:eres:女
2:karfan:男
3:tromekia:女
4:parte:女
5:xinke:女
6:facet:女
7:kyuk:男
8:deit:男
9:sever:男
10:kap:男
11:jimn:男
12:subek:男
13:koolel:男
14:distel:女
15:yeevel:女
16:twarzel:女
<人数について>
古・制では28人となっていたが、面倒くさかったのか、幻日には13までしか登録されなかった。
新生で登録しようとしたら「書いた紙がどこかにいってしまった」とのことで分からなくなり、幻幻で調べたら、向こうは向こうで16までしか登録していなかった。仕方ないということで神話上は最初から16人の子供だったということに設定を変えた。
<見た目>
エスタはヴィーネを受け継いで黒髪茶目の東洋系美少女。
第三世代はいずれも彼らを混ぜたもので、諸特徴が混ざり合った。
【成句】
esta seer til fai hart 鳴かぬ蛍が身をこがす。日本語の表現に近い。
【用例】
an inat sen esta im durne. 夜は蛍を見ることができた。
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esta
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