gel
[軍事]
銃、砲、鉄砲、てっぽう、ガン
[軍事]
拳銃←estark
[動詞]
yulを銃で撃つ、撃つ
[俗語]
[動詞]
[普通動名詞]
yulに膣内射精する、膣内射精、中出し、中だし。コンドームの有無は問わず。
[レベル]
2
sm;fovet
sorn:アルシェではkilだが、これは英語のkillからなので使わない。
[語法]
地球と違い、銃と砲の単語上の区別はない。
[文化]
●銃と火器の歴史
・最古の火薬
アトラスにおける最古の火薬は硝石と硫黄と木炭を混ぜてできた黒色火薬で、tmの時代に神々によって発見された。しかし威力がヴィードに比べてあまりに弱いため、軍事利用はされなかった。
zgになるとシージア人が硝石に硫黄を混ぜた焼夷剤を発明した。これはkkで軍事利用され、投石器とともに用いられた。投石器で焼夷剤を投げ、攻城兵器として用いられた。しかしヴィードのほうが効率よく攻撃できたため、補佐的にしか用いられなかった。
・最古の火器から火打石銃まで
最古の火器はsmでできた。火炎放射器のように使う飛火槍がまず最初にアルバザードで作られ、続いて凪人が持ち込んだ竹を使い、竹の筒から火薬団子を飛ばす突火槍が作られた。これらは魔力を持たない戦士や魔力の弱い凪の軍人たちが火計を行う際などに用いられた。後に魔力の弱い凪の軍人が金属製の火竜鎗を発明。しかしアマガタリの代わりになるほどの威力はなかった。
火竜鎗は命中精度が悪かった。しかも撃つ際には火門に目をやらねばならず、敵と火門を同時に見ることができず、命中精度が更に悪かった。そのため火門を見ずに火をつける工夫がされた。その結果できたのがサーペンタインである。
しかしサーペンタインは引き金を引く動作が大きく、狙いが狂う。そこで火挟みと引き金が別部品になり引き金を引くことでバネの力で火挟みが火門の上に瞬時に落ちるマッチロック(火縄銃)が生まれた。これは引き金を引く長さが短いため、狙いが狂いづらかった。また命中精度を上げるために照星と照門が付けられた。
こうして火竜鎗からだいぶ向上した火縄銃ができたが、ヴィード攻撃を多用できるアルバザード人には普及せず、もっぱら魔法を使えない凪の戦士によって使われた。ユノが十分でない相手は火縄銃で倒すことができたため、軍事利用されるようになった。また、凪人の猟にも用いられた。
火縄銃の弱点は常に火のついた火縄を持ち歩かなければならないことだった。火が消えると使えなかった。そこで火打石を使った歯輪式の銃が作られた。これが後に火打石銃に昇華する。火を絶やさないよう注意しなくなったのは良いが、強い力で引き金を引くので銃がブレ、命中精度は火縄銃より悪かった。
・グレア(魔動銃)の発明
アルティアはこの火縄銃や火打石銃をひっさげアルカット大陸に上陸。imul 1102にカレンシア王国が建国されると戦争は停止し、銃火器の発展は一旦停止した。アルバザードやルティアは強力な魔導士がいたため、銃火器を発展させる必要性を感じていなかった。
しかしその一方でアルバザードは銃火器を魔器に応用できないかと考え、独自に魔法工学の研究を始めた。その結果、1202年にオスティア=ジレールによりグレアができる。
グレアはユノの伝導率のよい鉄の弾を打ち出す魔器であり、凪人の銃が元になっている。銃自体が鉄でできていて、小銃や拳銃の形をしている。火縄銃は大きくて持ち運びが不便だったが、鉄の弾をユノの力で撃ち出すだけならそんなに長い銃身は要らないため、銃身が短くなり、銃床がなくなり、片手で扱える拳銃サイズのものになった。ただしこれでは飛距離が短いため、拳銃型のものは接近戦で主に使われた。野戦では飛距離がいるため、火縄銃時代と同じく小銃型のものが使われた。1204年のケートイア戦のときは小銃型が活躍し、ケートイア軍を破った。
グレアの弾は雷管ないし起爆薬、薬莢、発射薬、弾丸から成る。弾丸は鉄製である。発射薬は火薬ではなくユノを重合できる透明なサファイアである。サファイアに予め発射に必要なだけのユノを詰めておく。このサファイアからユノを放射する衝撃を与えるためにあるのが雷管で、雷管は小さく綺麗に研磨した宝石状の透明サファイアから成る。宝石状のサファイアは撃針の小さな刺激で即座に霊圧の高いユノを放出することができるためである。リムファイアの場合はリムの部分が宝石でできており、センターファイアの場合は中心部のみがサファイアの雷管になっている。前者はふとした衝撃でユノが飛び出てしまうのと、宝石を円形に敷き詰めるのが高価なため、センターファイア式が一般化した。
撃鉄を起こし、引き金を引くことで雷管が打たれ、発射薬が刺激され、ユノが放出され、鉄の弾丸が銃身を走って放出される。この仕組を持ったものがグレアである。
グレアの物理的な威力や飛距離は発射薬の容量や霊圧、また銃身の長さや弾の重さなどに左右される。しかしグレアの魔法学的な威力は射手がどれだけ多くのユノをグリップから銃身を通して弾の先端の弾丸に篭めたかによる。グレアはユノを篭めずに撃っても撃針と雷管と発射薬のおかげで射出自体はできる。だがユノを篭めなければただ鉄の玉がそれなりの速さで射出されるだけで、火縄銃以下の威力しかない。それではユノでバリアを張る相手には大した効果がない。そこで射手は自分のユノを弾丸に伝導させ、引き金を引く。火縄銃と違って撃つたびに自分の霊力を消耗するのが欠点だが、強力なヴィードで身を固めた相手でさえも倒すことができる点が利点であった。
グレアは1204年のケートイアによるアルバザード侵攻の際、アルバザード軍に配備された。アルバザード軍はグレアにより圧勝し、ラグナロクやオスティアの知名度は高まった。
火縄銃と違って弾に宝石を使う関係でグレアの使用はコストがかかり、アルバザードは金欠に陥った。その結果アルバザードはケートイアに多額の賠償金を請求した。ケートイアはこれが元で経済に大打撃を受け、不況や内乱が続き、長きに渡ってアルバザードに対する戦力を失い、アルバザードは隣国の脅威から逃れることができた。
グレアの功績により、1205年にはラグナロク工科大学がルシフェル校から分離独立した。また、隣国カレンシア王国に対する威嚇にもなり、カレンシアの脅威も弱まった。
初期のグレアは火縄銃と違って火薬と丸い弾を銃身に突っ込む方法ではなく、発射薬や雷管や弾丸などが薬莢に収まって一体化したもので、火縄銃より進化していた。従って弾は球ではなく現代にも繋がるどんぐり状であった。
ただ火縄銃と同じく一発ずつ弾を銃口から入れなければならなかった。その後改良がなされ、リボルバー式のものやマガジンを持ったものが開発されていった。
・rdでヴァストリアができるまで
グレア以降、ラグナロクはワゼットやアンジェルといった大型魔器の開発に乗り出していったため、銃の発達は取り残される形となった。
rdになりアシェットが悪魔テームスらと戦いだすと、神々は殲滅武具ヴァストリアをアシェットの使徒に授けた。
このころセレンやリディアらは剣の力に限界を感じていた。白兵戦を強いられる剣は飛び道具を持つ敵に対して弱く、とりわけ強大な悪魔たち相手には接近戦でしか力を発揮できないと勝つのが難しかった。
また、アルバザードもヴェルシオンやベルガンドとの戦いに際してより強力な魔動銃を必要としていた。そこでアルバザードは悪魔殲滅を願う神々の力を借りて共同研究をし、ラグナロクで主にリュウらの協力を得て銃の改良に励んだ。銃はsmで一旦発達が止まっていたが、悪魔との戦いが激化する中で再度の改良が求められたのである。
彼らは銃身に腔綫を付けて命中精度を上げたり、拳銃型や小銃型だったグレアから様々なタイプの小銃を発明した。例えばライフル銃や散弾銃が発明され、大砲などの砲(大銃)も作られた。
リディアは剣を振るい格闘技を得意とするセレンに憧れを抱いており、銃については良いイメージを持っていなかった。だが改良されていく銃を見るにつれ、これからは銃の時代だと考えを改めた。
意趣返しをしたリディアは神々にヴァストリアの制作を依頼。これを受けた神々やアルバザードやリュウらがセレン用にヴァストリアを制作。拳銃型のarbileo、ライフル型のfiolentiina、散弾銃型のleebenbcoiが作られ、セレンに贈呈された。
なお、同時期にリディアは格闘技に限界を感じ、また剣の取り回しの悪さに辟易し、ちょうど間の子であるナイフ戦闘術をユベールに取り入れ、セレン用のナイフ型のヴァストリアの依頼もしている。このとき神々が与えたのがfratanitiである。
ヴァストリアができたことで煩雑な開発名が付けられていた拳銃はestark、ライフルはfiolet、散弾銃はbcandiと名付けられるようになり、性能を下げたものが大量生産され、アルバザード軍に配備されるようになった。
セレンはアルシャンテの中にアルビレオを忍ばせ、いつでも戦えるよう武装するようになった。カルシェリエで武器を取り出すには手間がかかるため、とっさの戦闘には向かない。そこで常に携帯できるアルビレオをセレンは好んだ。
・nd以降の近代銃
ndになると3,2遺伝子の普及とともに人々はヴィードを失っており、魔動銃の使い手は急激にいなくなっていった。
軍隊でも魔動銃を扱える者はほとんどいなくなり、魔動銃に代わって火薬銃が台頭してきた。
メル62年にアッティ=メテが火薬銃を再発見。これは凪の火打石銃で進化の止まっていた火薬銃にrdで発達していた魔動銃の技術を応用したものだった。地球とは順序が逆で雷汞の発見の前に雷管があったが、雷管にサファイアでなく雷汞を入れるようになった。地球では雷汞の発見は18世紀のことなので、アトラスのほうが早かった。魔動銃は火門に雷管をかぶせて撃鉄で叩いて発動させる管打ち銃で、これは火縄銃や火打石銃と違って引き金を引いてから発射するまでのタイムラグが極めて短い銃だった。
アッティは雷管に雷汞を詰め、管打ち銃を開発。雷管のおかげでこれまでの火縄銃や火打石銃と違って雨天を気にすることがなくなった。
魔動銃の時代に既に腔綫とどんぐり状の銃弾ができていたため、火縄銃に比べて3倍程度の命中精度と射程を獲得していた。アッティはこれをそのまま火薬銃にも取り入れた。
こうしてアッティにより火薬銃としての拳銃、ライフル銃、散弾銃などが発明された。発射薬には黒色火薬が使われた。これは煙が多いのが難点だった。
魔動銃のころは小銃や拳銃の開発は盛んだったが、砲は持ち運びが不便な上、魔動銃なら小銃でも十分な威力があったため、発達しなかった。
nd以降は徐々に威力の大きい攻城兵器としても使える砲も研究されていくようになった。この時点で地球に比べて小銃は発達していたが、砲は地球並みに遅れていた。ここからの砲の進化は地球とほぼ横並びとなるが、小銃の進化はしばらく停滞する。
ndは大航海時代で、小競り合いはあっても大きな戦争はrdほどなかった。
rtになると無煙火薬が発見された。
また、機関銃などが進化し、地球の19世紀水準となった→vadgel
騎兵がまだ現役だったころは歩兵は馬上の敵を銃剣で突くため長い歩兵銃(小銃)を持ち、騎兵は馬上から撃ちやすいように短めの騎兵銃(カービン)を持っていた。
だが騎兵が廃れると馬上の敵を突くことがないので歩兵銃(小銃)が騎兵銃並みに短くなった。この結果、後の世では歩兵銃(小銃)より短いものが騎兵銃(カービン)と呼ばれるようになる。というのも、もともと騎兵銃のほうが歩兵銃より短かったため、騎兵科が廃れても銃の名称だけは残ったのである。
・vlからalにかけての現代銃
rt末期、第一次世界大戦より前の時代は戦車も飛行機もなく、大砲は馬が引いていた。そのため機動力が悪く、陸戦の主役は歩兵の小銃であった。
このころの歩兵は横一列になって1km以上離れた距離から撃ちあっていた。ところが機関銃がrtで台頭すると、この戦法では歩兵が機銃掃射されてしまう。そこで夜襲や塹壕戦などの接近戦が増えた。すると長い射程を持つ銃よりも接近戦で使える銃が必要になり、一発ずつボルトアクションをする暇がなくなった。そこで拳銃が台頭したが、拳銃は少し距離が離れると当たらない。そこでvlの第一次世界大戦では拳銃弾を乱射できるサブマシンガンが作られた。
小銃は一発打つと銃身が跳ね上がってしまい、再度狙いを付けて撃つまでに4秒ほどかかる。これにボルトアクションを入れると全体で5秒ほどかかる。vlでは自動小銃が作られたが、ボルトアクションの1秒分しか稼げないのでそこまでの優位はなかった。自動小銃は生産に手間がかかるため、第二次世界大戦ではアルバザード軍と各国軍の一部に配備されただけだった。
第二次世界大戦が始まるとそれまでの小銃の射程の長さが不要になった。1kmも離れた相手に撃つことはなく、比較的接近戦が多かったためである。当時の歩兵はそのような長い射程を必要としていなかった。
かといってサブマシンガンでは射程も命中精度も不足。そこで小さな弾にして小銃の反動を抑え、射程を短くし、小銃をサブマシンガンのようにフルオートで使いたいという欲求が出てきた。
こうしてアルバザードが旧カレンシアの協力の元開発に乗り出し、突撃銃ができた。現代の小銃は基本的に突撃銃である。
なお、第二次世界大戦で雷管には雷汞ではなくトリシネートが使われるようになった。雷汞は自然分解しやすく高価で銃腔を錆びさせるためである。
●銃と政治と規制
rdまでは圧倒的なヴィードを持った王たちが国を支配していたため、民の力は弱く、王政は盤石なものであった。
しかしndになって人々がヴィードを失うと、ごく一部の人間を除いてヴィードが使えなくなった。
王族はたいてい多少のヴィードを残していたが、それでもndで栄えた銃火器の前では無力だった。
rdでアシェットが貴族を解体したことで、貴族と平民の間の距離が縮まった。
続いてndで旧貴族や王族のヴィードが弱まった結果、一般兵士の力が相対的に上がった。農家の次男三男などを集めて編成されるアルバザード国軍はそうした一般兵士から成り、彼らには銃火器が装備として与えられた。
これにより平民は力を付け、力を付けた平民たちが王政を打破して自分たちの考えで国を動かす民主主義を目指すようになる。そう、銃と民主主義は関連している。地球でもアトラスでも民主主義は銃によってもたらされたものである。
nd_rtでは資本主義が台頭したが、rt初期の150年ごろには共産主義が新たに台頭した。遅れて203年にはミナリスが民主主義を唱えた。強大な魔導士ミナリスという頭角の背景には銃を持った平民たちの力があった。
一方、200年にはシオン=アマンゼが誕生し、徐々にアルティス教が生まれていく。300年のミナレット諸党とアルティス党の和平に至るまで両陣営は抗争を繰り返したが、ここでも銃が活躍した。
300年になりvlを迎えると、ミロク=ユティアが生まれる。320年にミロク革命が起き、322年には第一次世界大戦が勃発。ミロクのような強大なヴィードを持った人間は数人しかいなかったので、実際に頻繁に前線で戦っていたのは銃を持った平民であった。
363年にベルティアショックが起き、世界経済が悪化。367年にエルトアのナオン侵攻が契機となり、第二次世界大戦が勃発。ここでも主戦力は銃を持った平民たちであった。
世界大戦を勝ち抜いたミロクらアルティス教の人間はアルティス教の治世を実施。しかし強大な魔導士たちを陰で支えるのは銃を持った兵士たちであり、彼らは民衆でもあった。ゆえにアルティス教の治世はアルティス教という宗教を中心とした世の中ではあっても、結局のところそれ以外はミナリスらが目指した民主主義の世の中と似ていた。宗教分離がなされていない民主主義の世の中と考えるとイメージしやすいだろう。ただユティア朝は民主主義を部分的に採用しているだけで、根っこの部分では独裁政権であるから、ミナリスらの目指したものとは確実に異なる。根っこでは独裁政権だが表向きには民主主義なので、13年現在で考えると中国に近い。ただし中国と違って超人な哲人が単独で国を支配しているという点が決定的に異なる。
ミロクが完全な独裁政権を実施できなかったのは、国民でもある兵士たちが銃で武装しており、発言権を持っていたためである。さらにミロクは自分たちがいかに強大でも寿命には抗えず、ユティア朝の支配力は年々弱くなっていくだろうことを予測していた。その予想は当たり、ユティア朝は代を重ねるごとに独裁政権色が弱まり、民主的になっていった。
ミロクは一般国民による銃を使った決起を恐れ、第二次世界大戦終了後、世界各国で民間人の許可のない銃の所持を禁止した。地球でも銃の自由がない国は日本など特例を除いてほとんど独裁政権だが、独裁政権色の強いユティア朝の下ではやはり地球同様銃が規制されるようになった。この名残で、独裁政権色の薄まったal後期やlj初期でも民間人の銃の所持は許可を得ないかぎり禁止されていた。
ljで革命が起こるとアヴァンシアンによる事実上の独裁政権が復活した。このときもアヴァンシアンは民間人の蜂起を恐れ、許可なく民間人が銃を持つことを規制した。
アルバザードはじめほとんどの国は民間人による銃の所持は許可制である。地球で言うと日本ともアメリカとも異なり、フランスなどに類似している。
a b c d e f
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h i j k l m n o p q r s t u v w x y z
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