kaxu
[政治][法律]法、法律
[レベル]
fv;原義は「紙に書かれたもの」だろう。xuは恐らく紙。kasa,katsとの混同が過去にあったことからも分かる。
赤:kaxu(法律)
kaxu:kaxu
[語法]
→arvant
kaxuは法律全体を指す。「国際法」などというときはkaxuを使う。具体的な法、例えば民法だ商法だというときは、~vantを使う。
[文化]
<制定>
法律は法務庁が作り、事務省に提出する。事務省はそれを受け、副王の制定を受ける。副王は王の承認を得る。
<量刑の強化>
 ミロク革命までは人権擁護と犯罪者更生の観点で法が定められていた。ゆえに量刑は軽く、死刑も非人道的とされ、殆ど下らなかった。正に殺し得の世の中で、被害者は泣き寝入りするしかなかった
 ミロクはこれを悪とし、犯罪を抑制するために量刑を重くした。特に殺人は情状酌量がなければすぐに死刑である
 尚、これは命には命を以って償うという単純な法ではない。ミロクは犯罪者の更生を無駄だと断言した。一度法を犯せば後がないという風潮が軽率な犯罪を防止すると判断した。犯罪者を更生するために税金をかけるのは無駄である
 そもそも犯罪者の更生など被害者や社会は望んでいない。彼らが望むのは彼がもう犯罪をしえない状況である。犯罪者は殺すか閉じ込めるのが一番無難である。更生させたといっても再犯の可能性が高い。だからその心配がないように殺すのが一番安心である
 公共の福祉は個人の人権に優先される。だからミロクは殺人者を速やかに死刑にした。これは被害者や安全な社会の視点から見た裁きである
 どの殺人も等価というわけではない。復讐は十分情状酌量の余地がある。その殺人者は復讐のために殺人を犯した。その相手がいなくなった今、殺す相手はいない。社会に戻しても殺す相手がいないので心配ない。そう判断されるため、死刑にならない可能性がある

 ところで、殺人以外の罪も軒並み量刑が重くなった。情状酌量がなければ詐欺でも二十年以上は懲役される。強盗なら五十年はかたい。また、いたずらや暴行など、どれもかかわらず、特定の誰かに恨みをもって罪を働いた場合、ふつう終身刑になる
 もし自分に恨みをもっていたずらした加害者が捕まって数年で出てくれば今度は更に恨まれて殺されるかもしれない。被害者がそう悩んで生きなくてはならないのは酷である。ミロクはそうした逆恨みを実行させないために恨みのある犯罪者は終身刑に処している

少年法の撤廃

 犯罪者の更生が念頭にない以上、誰にやられたかはどうでも良いことである。問題は被害者である。被害者がやられたことが重要である。誰がやったかはどうでも良い。それが大人だろうと子供だろうと関係ない
 ゆえにミロクは少年法を撤廃し、何歳であろうと大人と同じ法で裁くように決めた。それどころかミロクは「子供のうちから悪事を働くなど、とてもまともな大人になれそうにない」と失格者の烙印を押す。そして子供はむしろ大人より量刑を重くされる
 不良少年少女の死刑や終身刑などは日常茶飯事である。但し、ミロクは親に責任を求めることはしない。親と子は別の個人であり、別々に扱われるからである。ここに連座の発想はなかった

a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 
kaxuの見出し語検索:1