yutia
[人名]ユティア。大召喚士リディアの呼称。
[人名]ユティア家。カイン、ミロク、アルテナ、アリシア、ミーファの姓。レインも同じ苗字。
[レベル]
ridia:古:「神に愛された」
[文化]
ミロク以降、ユティア家の人物にはそれぞれ特徴的な呼称がある。
ミロク:「神の御子」:人々に神と崇められたことから。
アリシア:「亜麻色の乙女」:隔世遺伝でかなり異なった容姿を持って生まれたことから。ちなみに、おてんばだったことから、亜麻色とかけて「暴れ馬の尻尾」とも。
アルテナ:「天使の翼」:人徳があり、美しく、女優としての演技が舞うように華やかだったことから。
ミーファ:「人徳の月姫」

yutia(2)
[形容詞]リディアの望むような
[反意語]vandit
[レベル]
rd;「(リディアに)愛される」
24
[語法][文化]
セレンの唯一にして最大の価値観。セレンは物事を行うとき、常に「これをやっている自分をリディアは望むだろうか」と考える。「今の自分はリディアから見て好きなタイプの男か」と考える。この考え方は中学生くらいのころからあり、特に2013年1月29日なりたての深夜4時ごろに唯一絶対の価値観として昇華したものである。
元はリディアが子供のころから「セレン君が見てなくても、もしセレン君が見ていたらセレン君は今のわたしをどう思うかと考えて生きている。だから誰も見ていなくてもわたしはセレン君に恥じないような生き方をしている」と言って実践してきたのが先で、それをセレンが真似したのが事の始まりである。セレンがリディアの真似をしてこの概念に価値を見出したことでこの概念を指す単語が必要になり、yutiaが生まれた。そしてその反意語のvanditが生まれた。同時に、yutiaができたことで逆にセレンから見た理想のリディア像に適うようなという意味のserestとalserest(翌日dimanxに変わる)が生まれ、話を聞いていたメルが「じゃあ私も」と言ってmeltonとalmeltonを作った。
yutiaの価値観を正式に採用してからのセレンは、リディアが見ていなくても誰も見ていなくても居住まいを正している。家の中でもだらしない格好をせずにパジャマなどでうろつかず、小奇麗な格好でいる。外に出るときも身なりを正し、素行も他人に対して丁寧で優しい。性格は優しく、怒らない。これは他人のためにしているわけでも自分のためにしているわけでもなく、ただひたすらリディアが望むセレン像を維持するために行なっていることである。セレンはしばしば持たざる者に施し弱きを助けて強きを挫くが、これもまたリディアが持つ理想像に適合するために行なっていることで、そこにリディアの目があろうとなかろうと関係ない。リディアが心の中の神となり、いつでも自分を見ているという気で生きている。リディアの基本的な男の好みは「強くて優しくて頭良くてカッコいい」なので、とりあえずセレンはこれを満たさねばならない。その上で細々としたリディアの要求に応じなければならない。ただしリディア本人は自分の理想は高くないと思っている。リディアにとってそれくらいのことは当たり前で、逆に言えば自分も高いレベルのハードルを自分に課していることを示唆している。
リディアも同様で、常にセレンという心の中の神に見られているように意識し、絶対に下品な行動を取ったりせず、清楚で女の子らしくいる。身奇麗でつましやかで知的で清純でいる。人がいようがいなかろうがリディアはそうしている。常にセレンに見られている気で生きている。
セレンもリディアもお互いが自分をどう見ているかしか気にせず生きている。だからそこに他人がいようがいまいが関係ない。言い換えれば他人の目を気にしない。相手の理想像が世間の理想像に合わず物笑いにされたとしても一切気にしない。
この相互理想像維持の生活が成り立つのは、ひとつにはふたりの異性に対する理想像が幼少期から変化しないことが原因として挙げられる。セレンもリディアも一度気に入ったものはまず生涯変えないし、子供のころから好みや善悪などの価値観が殆ど変わらないタイプの人間である。そのことが互いの理想像を一定に保ち、互いにとって理想の自分を維持しやすい理由になっていると思われる。
セレンもリディアも自分を根幹とした信念がなく、自分を信じていない。自分を拠り所にしない。お互いに相手を想い、相手のために良い理想の自分を作り維持しようと考える。ふたりとも自分で自分の理想像を持っていないし、自分のためだと頑張れない。自分で自分の理想像がなく、愛する人の理想像に理想の自分を見つける。愛する人のためだと思うから面倒でも辛くても頑張れる。これは遠距離恋愛が可能にした、愛情を越えた一種の信仰ではないかと思われる。

<リディアの理想像>

以下は24(2013年2月15日)にリディアにインタビューして出たリディアの理想像であり、その時点のセレンはほぼ要件を満たしていた。
まず大原則として強くて優しくて頭が良くてカッコいいことが前提。その上で様々な要件がある。義憤を感じ、他人のために怒るが、しかして感情は爆発させない。正義感があり、悪を許さない。自分の正義を確固として持っている。人が決めた法律に唯々諾々と従わず、自分の正義感に忠実である。理不尽なことをしない人。相手によって態度を変えない人。髪は長めで肩近くまで来る。酒は飲み過ぎないが下戸もカッコ悪いので、たしなむ程度には飲む。酒は飲んでも飲まれない。飲む酒はラム酒、ワイン、ビールならギネスか瓶ビール、日本酒なら夢幻(これはセレンにとって旧友の思い入れがあるから)。特にラム酒のカッコよく似合う人がいい。ただし聖職者を好む彼女からすると聖職者らしく酒を常飲することは許されない。身だしなみが清潔で身奇麗にしており、だらしない格好をしていない。素直になれないくせにいやに利他的でついつい人を助けてしまう心の優しさを持っている。素行は丁寧で優しいが、実は強く、幼い頃にやんちゃをしていて更生しているため、怒らせると半端無く怖いが普段はそうとは分からないほど優しく人に接している。元不良だが更生して過去の罪を償っている。戦闘術に長けていて強い。クロスバイクを乗りこなして自分の足でどこまでも行ける。身長は172cm前後で体重は65kg前後。それより大きいとかえって気持ち悪いし、小さいのは論外。細マッチョ必須で、腹が出ているのはアウト。他人にはほどほどに優しいが、リディアには特に優しい。たまにリディアをからかうような悪戯っぽい素振りを見せる。女の子に言い寄られるといい年して恥ずかしがって初々しい。でもたまに女の子をからかうような発言をすることもある。ただ決してリディア以外には愛情を注がず、心の底からは靡かない。清貧で身綺麗で贅沢を嫌う。集団に属することを嫌い、孤高に生きる。売れない学者や芸術家や医者であるとなお高潔で良い。人に施し自分は質素に暮らし、金満を嫌って地位や名誉には靡かない。性格は穏やかで怒らず、でも芯は強い。他人のためには怒るが自分のためには怒らないし、怒っても感情を爆発させない。静かで綺麗な音楽を好む。暴飲暴食をしない。ジャンクフードなどに手を出さない。健康に気を使う。年の割に若々しい。静謐な雰囲気を好み、そのような文芸や音楽を嗜む。人の悲しみに共感できる。泣き上戸で感情豊か。感受性が強く綺麗な心を持っている。高尚なものを好み俗物で低俗なものを避ける傾向にある。深く狭く人と付き合うタイプである。友達は少ないが親友は多い人。生真面目で誠実である。タバコは吸わない。運動習慣があり、健康である。知的で、色んなことを知っていて、頭の回転が早い。下ネタが苦手で、そういうことは言わない。でも性的なことを一切遮断はせず、リディアが望むのに応じて持ち前の精力の強さを見せる。子供を可愛がり愛するが、リディア以上には愛さない。猫を好み、小動物や弱い者に優しい。逆に悪しき強きを挫く。身銭を切ってでも他者を助ける。平生から学術書を読んでいて理知的。だがそれを人に自慢はしない。他人に対しては過度にオープンでもなくクローズドでもなく付かず離れずを保つ。黒のトレンチコートがトレードマークである。それ以外は灰色系の服を着ていることが多い。

・武力について

格闘技や戦闘術や武道に長けているとよい。ただし柔道はデブで汗臭いイメージなので男としてはアウトで、合気道は弱すぎるので男としてはアウトで、ボクシングみたいにボコスカあほみたいに殴り殴られ続けるのはグローブなしの実戦では考えられないし防御もグローブ頼りだし優雅でなくがさつで泥臭くかっこ良くないという。
スマートな打撃や制圧するための柔法の護身術系がティアベールとしては一番という。ユベールとしてはナイフや銃を使った戦闘術が最も実戦的でかつスマートでカッコいいと言う。銃火器の扱いを知っていると良いが、小銃は個人的にカッコよく思えないという。拳銃が最もカッコよく感じるというが、リディアは銃そのものが好きではないので、拳銃を所持していることがカッコいいとは感じないようだ。

・乗り物について

車はセダンで、痛いスポーツカーや軽ではない。バイクに乗れ、kernにまたがって颯爽としているとカッコいい。ただしリディアはファルディアス>自転車>バイク>車の順でカッコいいと思っているとのこと。自分の力で進む自立した男らしさが好きなので、バイクや車のように機械の力に頼りきって自分はアクセルを踏むだけというのは依存していてカッコ悪いし体力のない女でもできることなので全くカッコよく感じないらしい。「セレン君がバイクに乗ればそりゃカッコいいけど、クロスバイクで自分の力で走ってたらもっとカッコいいよね」と言っていた。車は暑さ寒さもないし女でも簡単に運転できるのでフェラーリだろうとベンツだろうとトヨタだろうとカッコいいと思わないらしい。バイクは環境が厳しいので車よりはカッコいいが、「自分で走ってるわけじゃないじゃん。ガソリン頼りで、ガソリン切れたら何もできないし」と言っていた。
自転車はママチャリはリディアは見慣れてないし日本のおばちゃんというイメージがあるので却下だそうだ。ロードレーサーは舗装道に頼りきっているので敷かれたレールの上しか走れないのがアウトローさがなくてカッコよくないらしい。マウンテンは逆に舗装道で劣るので、結局クロスバイクが一番カッコよく映るとのこと。
ちなみにファルディアスが乗り物の中では最もカッコいいと思っているようだが、架空の魔法の乗り物なので現実のセレンには求めないし求められないとのこと。なので事実上クロスバイクが一番らしい。

・スポーツについて

意外にも格闘技をカッコいいと思っているわけではないらしい。基本的に殴る蹴るは見苦しいと思っているし、かといって柔道みたいな取っ組み合いもむさ苦しいと思っているそうだ。柔法で軽やかに相手をいなすのが一番スマートでカッコいいと思っている様子。
それを除けばパルクールがカッコいいと思っているようだが、パルクールの技がカッコいいわけであって、やっている人間には憧れないとのこと。というのも、基本リディアは落ち着きのある人が好きなので、ぴょんぴょん飛び回ってるのはダサいと思うそうだ。
結局リディアの中でスポーツは学問や芸術ほど評価が高くないらしい。
【用例】
an so elf man tu de yutia. リディアが望まないからしない。

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