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人工言語の作り方

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初級編

序文

人工言語とは

言語の作り方

応用編

続・人工言語

人工言語Q&A

高度な作り方

回顧録

付録

読書案内

人工言語学研究会

人工言語の作者は自分の言語で世界征服がしたいの?

そういう人もいるかもしれませんが、殆どは違うと思われます。
また、仮にそう思ったとしてもどのみち実現しません。
言語が広まる要因は経済力と軍事力と人口で、人工言語はこのどれも満たしません。

作者には大きく分けてふたつのパターンがあります。
ひとつはなるべく自分の言語を広く使ってほしい人。エスペラントのような国際補助語を作る作者にはこの傾向があります。この手の言語にとっては普及率が重要だからです。
もうひとつは限られた範囲で自分の言語を使いたい人。アルカのような芸術言語を作る作者にはこの傾向があります。この手の言語にとっては品質管理が重要なので、むやみにユーザーを増やすのを避ける傾向にあります。

従って、とりわけ後者にはQのように考える者は少ないと言えます。
実際、筆者はアルカが間違って覚えられるくらいなら広まらない方がマシだと考えています。
もっとも、そう思えるのは既に優秀なユーザーやネイティブスピーカーを獲得している余裕からかもしれません。

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