本文の仕組み
soonoyun, 実践編の2回目です。幻日辞典を使ってアルカをらくらく読み解く講座をやっています。
さて、さっそく幻日辞典を開いて、aavと検索してみましょう。
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[名詞]鎖、チェーン
[動詞]yulを鎖で巻く、繋ぐ
[メタファー][名詞]つなぎとめておくもの
rd;raavyu.a.xik
13:古raavyu(鎖)
raabyu:raavyu:kolett
[文化]
ふつう金属製。身近な鎖はネックレスの部品か、立ち入り禁止に使われる鎖。
【成句】
yun aav 芋づる式に
【用例】
aav oma a nial 犬を鎖につなぎとめる
gil at aav soven la tianal. あの2人の恋愛関係は金によるものだった。
diretan fosat yu yun aav 犯人が芋蔓式(芋づる式、いもづる式)に捕まった。
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[名詞]とか[動詞]というのは品詞のタグだね?
aavは鎖という意味なのか。で、動詞として使うと「鎖でつなぐ」という意味になると。
最後の「つなぎとめておくもの」っていうのは?
例えば、私がここにいるのは、紫苑の友達だからだよね。
私をここにつなぎとめるものは「友情」なんだけど、それを比喩的に示すときにaavということができるの。
ちなみに、語義は頻度の高いものや、その単語の本来的な語義が最初に来るようになってるの。
だから、「つなぎとめておくもの」は後ろのほうに載ってるの。
使いやすいね。
その次の2つの段は何かな。「rd」とか「13」とか「古」とか……。
ここは語源欄よ。
その語がいつどういう経緯でできたのかが書いてあるの。
語源についてはいずれまた扱うわ。難しいから今は触れないでおくわね。
ちなみにその下のraabyu:raavyu:kolettは訳語欄っていうの。
左から順にフィーリア=フィルヴェーユ語、リュディア=アルバザード語、シージア=ルティア語が来るわ。
って言われても分からないよね(^-^;
はじめのふたつはアルカの母体になっている古語で、ルティア語はアルバザードに強く影響を与えてきた国の言語なの。日本語でいう英語や漢字みたいなものだね。
要するに鎖はアルカではaavだけど、ルティア語ではkolettといいますってことだよ。知っているとほかの単語を覚えるときとかに役立つよ。
なるほど。で、次は[文化]欄ね。こういうところは読んでて面白いわ。
後は【成句】と【用例】ね。
[文化]の前に[語法]欄が来ていることもあるわよ。
名詞の指す範囲や、どんな動詞と一緒に使うかといったような、単語の使い方が書いてあるの。
むーむ。語源・訳語欄を境に、上が品詞情報で、下が[語法][文化]【成句】【用例】情報なわけね。
整然としているので読みやすいわ。電子辞書だから文字も詰まってなくて見やすいしね。
辞書の使い方は分かったよ。ありがとね。次は例文の読み方を教えてほしいな☆
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