指示代詞
英語のI, you, this, that、日本語の「僕」「私」や「こそあど」に当たるもの。
「私」などを含むことから、人称代詞も兼ねる。
表には重複があるので、実際に覚えるのは朱色の7種。複数はおおむね規則的に作れる。
【単数指示代詞】
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一人称 |
二人称 |
三人称 |
四人称 |
有生(近) |
an 私 |
ti あなた |
lu 彼 |
el 何か |
有生(遠) |
an 私 |
ti あなた |
la 彼 |
el 何か |
無生(近) |
―― |
―― |
tu これ |
el 何か |
無生(遠) |
―― |
―― |
le あれ |
el 何か |
【複数指示代詞】
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一人称 |
二人称 |
三人称 |
四人称 |
有生(近) |
ans |
tiis |
luus |
el |
有生(遠) |
ans |
tiis |
laas |
el |
無生(近) |
―― |
―― |
tuus |
el |
無生(遠) |
―― |
―― |
lees |
el |
●四人称は「完全に会話の領域から外れた「意識されない何か」」であり、英語の総称のyouやthey にあたる。フランス語のonに一番近い。
●三人称は遠近によってlu,la に分かれる。日本語には「これ」と「あれ」の区別はあってもlu,la の区別はないので、「この人」といえるときはlu、「あの人」といえるときla と覚える。なお、性差はないので彼でも彼女でもいい。
●日本語は「これ、それ、あれ」の3種に分けるが、アルカはtu(これ)とle(あれ)の違いしかない。英語と同じ。
●動物は人間に近しいと思えばluだが、そうでなければtu。話者の感覚に基づく。 言語学的にいえば、アニマシーが高いものほどluになりやすい。
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