人工言語の主な作業は究極には広義の「語源」の製作だ。
コスモスひとつとっても、ピタゴラス派の宇宙観という歴史や哲学から来ていて奥深い。
コーンの語義の変遷を見て、語源を知り、なぜコンビーフというかを知る。
これは「縦の語源」だ。
語法や各語義の記述は「横の語源」だ。
縦横の積算の積み重ねが人工言語の主作業に他ならず、文法は「初心者の楽しいパズル」にすぎない。
人工言語とは命名、即ち造語の積み重ねで、自然言語の語源学研究から造語パターンのリストを生成し、
(噂をすれば影で「茶色」が「熊」になったパターンは「言い伝え」が造語法になったパターン、といったような)、
網羅的なリストを製作人工言語学として人工言語製作に用いる。
また、有名有能な人工言語を語源の縦横の積算の観点で評価、人工言語学として見る等、
語学、言語学の研究から人工言語の研究を行う。
それで導出された知見をアルカに活かさざればこれ以上の発展は俗アルカに望めない。
私の目的は人工言語学を大成し、900年の歴史のある人工言語を進化させ、
1000年目の世代にバトンタッチする事だ。