アルカの書について

2016/3/7 seren arbazard

紫苑の書を書いたのが2006なので、10年経ったことになる。去年から紫苑2的なものを書きたくて試行錯誤してる。私の代表作は今後何をしても紫苑であり、あれ以上に耳目を集めるのは私の力では無理だと思う。でも生き延びた以上は何かしたい。それで紫苑2的なものを考えていた。今考えているのは、『アルカの書』というタイトルで、「四半世紀かけて人工言語を作った人々」というサブタイで、キャッチコピーは「登場人物が作中で人工言語を作る小説」だ。紫苑は異世界に言って人工言語を学ぶという点が画期的だったけど、今回は読んでる間に人工言語ができあがるというのが特徴となる。紫苑のときもそうだったが、まぁニッチである。でも、そういう小説があったら人工言語史的には面白そうかなと思った。このコンセプトで、JK4人ぐらい集めて「架空言語創作部」とか作らせてその中で人工言語を一本作ってみようかとも考えたが、そういうフィクション言語より、現実の自分たちの人生のほうがよっぽど物語として面白いのではと考えた。
付け焼き刃の人工言語を作中で作るより、25年かけて実体験をベースにしたフィクションのほうが面白いと思った。ちなみに、なぜノンフィクションにしないのかというと、単に史料が足りないからだ。

コメント

  1. そういえばアルカを創る過程は今まで寓話の裏に隠れてましたね。

    私の小説コンテンツもシュライ語を創り始める話で、4月にやっと書き上がりました。
    原稿用紙換算で300枚余り、映像なら2時間以内を想定したこともあって情報量は少なくなりました。
    基本方針、音韻、文字、文法、数詞と元素名、あと音象徴で優先する単語と熟語を少々です。
    私も小説への感受性がかなり老化したんですけど、その自分にも通用するように
    情景描写や台詞回しを作り込んだのはいい経験になりました。

    これで文学は最低限できたので、スィニフィアンの大改訂を終わらせてから公開できればと思ってます。
    何しろ孤立語で少数分析と語感の芸術性を両立するという激シバプレイなので、
    トレードオフの吟味にかなりMPを消費してます。それがまたなんだかんだで楽しいんですけどね(^ ^;ゞ

  2. ではこっそり下読みして頂こうと思います☆ 数学の復習とアプリオリ概念への翻訳は
    やっと集合と写像が分かったばかりなので、逆ポーランド記法の応用性は
    まだniasさんの方が分かるかもしれませんが(^^;ヾ

    あと挿し絵図が30点あるんですけど、データファイルじゃなくて紙でしか送れないのであれば
    印刷で空けた余白に手書きしようかと思います。
    小説の私家版って本じゃなくて手紙扱いなら分割した方がいいですかね?

  3. こんばんは、niasです。
    小説の件ですが、私の方にデータを送っていただいてそれをこちらで印刷してセレンさんに送るのが一番手軽かなと思いますが、いかがでしょうか?

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